ハツコイ
□no,1
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総悟side
「おーい、総悟!!」
『あ、先輩ども』
この人はサッカー部の先輩だ
いつも女を紹介してくる
正直うざいんだが
いい先輩だ
「この前言ってたクラスメイトの事なんだけど」
『えーと…あの、可愛いとかいう？』
「そうそう、で連れてきたんだわ」
『え？何処に？』
「こいつだよw」
先輩を見上げて気がつかなかった
その可愛い先輩とかいう噂の人は俺より12センチもチビだった
『お菓子まだー？』
「あとでやるから、待て待て」
なんだこの幼稚な先輩
「んで、総悟こいつw可愛いだろ？」
『可愛いっすね、ちっちゃくて』
『俺、そんなちっちゃくねぇよ!!wしかも、可愛いよりカッコいいだ!!』
こいつは、自覚症状がないのか
「まあ、とりあえず仲良くしてやってくれ」
『あぁ、りょーかいっす』
「じゃ、暁そろそろ行くか」
『うんっ!』
『じゃーね総悟!』
『あぁ、また』
いきなり呼び捨てだし
先輩だからしょうがないか
まぁ、これが暁と俺の出会いだった