ヘタIb(=ヮ=)ν【完結】

□3. ウソつき
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ロマーノside――――



 完成した魚の鍵を窪みにはめ込むと・・・猫の声が大発生して通路ができた。


「なんか可愛いね・・・」

「ちょっと和みました」

「うん・・・・・・」


 ・・・これで1つ謎解き完了。俺と日本とイヴの手柄だな。



「よし、進むか」

「オーッ!!」

「は、はい!」

「・・・うん」

「お・・・おう」

 ドイツが進む気になった。通路作る手柄立てたのは俺と他だってのに・・・この野郎。

 まぁ進むとするか。次はしっかりしろよ馬鹿弟&ジャガイモ野郎。

 そして俺等は通路を進んでいった。俺は一番後ろをついて歩く。前にはイヴがいるけどな・・・小さな女子を後ろにつけとく馬鹿がいるか。一応だこれは。



 それからは5人で色々話しながら進んでいた。一番話してるのはヴェネチアーノとイヴだがな。

「ね、イヴも俺達と同じようにさ、この薔薇持ってる?」

「バラ・・・? これのこと?」

 ヤツの質問に答え、イヴの差し出した右手には赤いバラがあった。


「これがイヴの薔薇かぁ・・・」

「・・・なんか結構花弁少ないな。5枚しかない」

「皆は10枚以上あるんだね」

「うん」

 ・・・なんかイヴに申し訳ない空気だな。


「でも・・・5枚だけでも私、頑張るよ。皆で出るんだから。皆がピンチの時は私も助けるよ」

 イヴがそう言った。


「ちょ・・・イヴ何そのカッコいい台詞!?」

 馬鹿弟のヤツ腰抜かしてやがる。まぁ俺もちょっとビビッたけどよ・・・イヴ、案外気丈なヤツかもな。

 ・・・ま、俺はこうして黙って聞いてただけだ。とっとと出口探しに行くぞ。

 そして全員猫の通路を進んでいった。


 通路から出てみると、十字路で左の道では舌が動いてる絵画がある。噂のてへぺろかこれは。んでもって馬鹿弟がジャガイモ(ry にしがみついてるし・・・

「ルート・・・ごめん、俺あれ無理かも」

「1人でいるよりはマシだろ。出口が見つかるまでねばれ」

「・・・・・・」

 黙ったまま進むと『ブッ』って唾吹きかけやがった。他はビビッているけど俺は怖いというよりウゼェ・・・そしてその隣にはなぜか真っ白な絵が飾られている。忘れモンかゲルテナ。


 真っ直ぐ通路を歩くtシャアア―――ッ!!

「ヴェッ!?」

「お、おお・・・」

 ・・・マジビビッたー・・・・・・ここでク●イジーハンド来ンのかよ。

 てかヴェネチアーノの声にもビクッたじゃねーかよ。どーしてくれるんだコノヤロー・・・。


 
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