12/08の日記

21:45
亡霊
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追われるように駆け抜けた下り坂が
亡霊のようにずっと 後ろをついてくる
どこまで行けば上手に息ができるんだろう

ずっと私だけが間違えていたから
後ろ指をさされるのも仕方がなくて
ずっと許せないことがあったから
眠れない夜も歯軋りをして過ごしてた

もういい加減に 終わらせなければ
始めることさえ叶わない

後ろ髪をひかれるように確かめるように
何度も記憶をなぞっては何度も首を触って
そうして振り返ることでしか今を繋ぎとめられなくて

終わらせるためにここに帰ってきたのだ
自分でかけた呪いを 少しづつ解いていく作業

願掛けみたいに髪を切ったから
同じようにして伸ばせばいいのだろう?

もう正しく終わらせなければ
どうせ綺麗になんか生きてはいけない
選ばなかった事ばかりが いつも 悲しいんだ

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