のーと

蜜柑の詩。

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11/02(Wed) 01:52
ほらね
蜜柑

海に沈んだものを探して

視えないなにかの攻撃をうけて

くたびれてちぎれても



歩ける足と伸ばせる手がある

言葉を紡げる口もある


ほらね、どこにだっていけるよ

一緒にクジラ雲を探しにいこう

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10/15(Sat) 18:56
次が最後だよ
蜜柑

何度も携帯を開くのは
なれてしまった癖だから
今更どうしようもないよ

ぐしゃぐしゃになる感覚は
たぶんこんなだろうと
うずくまったまま思ったんだ

一重になった瞼を
氷で冷やす

笑えないシュミレーション
やめられなくて繰り返す

次で最後にしようね


もうどうしようもないことしか
思いだせないんだよ

夜もあけてしまいそうな時間に
結局何も伝わらないことを知るだけ

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07/12(Tue) 23:57
どこかどこかに
蜜柑

紫陽花の陰とか

傘にあたる雫とか

夏の匂いの風とか

いつも通りの中で



実はこっそり

またどこかで、

またどこかで、

なんてね

期待をしているの



音楽プレイヤーとか

携帯電話とか

今から使う教科書とか

いつも通りの日常で


実はこっそり

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07/12(Tue) 23:41
ヒーロー
蜜柑

笑いながらも

困ってる姿を

見ぬふりしても

きっとヒーローは

私を責めない


泣きながらも

笑ってる姿に

気付けないなら

きっとヒーローを

救えない


ヒーローは

今日も笑う、笑う?

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06/28(Tue) 00:23
そうして
蜜柑

誰かの背中ばかりを
見つめて歩いてきて

必死にくっついてきたのに
派手につまづいて見失って
途方にくれて


そんな君は唐突に笑いだす
お腹抱えながら転げて


一呼吸
二呼吸
三呼吸めには

難しい顔して一晩、

星とにらめっこ
星とにらめっこ
誰とにらめっこ


おはよう!

明るくなりはじめたころ
太陽に挨拶して

昨日一緒につまづいた
石を拾い上げて そうして、

まだ、膝も痛いけど
それでもって

君は旅にでる

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06/25(Sat) 08:13
もうずいぶんと
蜜柑

好きな歌が流れはじめた事に
気が付かないほど
大好きなものに
夢中になっていたの?

照れ笑いする眩しい横顔
暑い日、夕方、涼しい風
どんな話をしていただろう


どうして も、ね
それはかくれんぼ
見つけてほしいかのように
懐かしい景色がちらつく瞬間

もう迷ったりは しないけど

照れ笑いする2人の笑顔は
怖くてきっと直視できない


欠けたキーホルダーに
託したものを
埋めてしまえばいつか
宝探しの衝動に
かられてしまいそうで
箱に閉じ込めてからもう
ずいぶんと経つよ


後悔なんてできないのに
後悔だってできないのに
ずるいことばかり考えてる


もうずいぶんと薄れては
きたけれど

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03/08(Tue) 03:15
それでも
蜜柑

怖いんだ
その約束に何の意味


一生の間にいったい
いくつ約束を交わすの


契約書にはいつだって
小さな字が並ぶ並ぶ
意味も意図もよく理解せず
二つ返事にサインして


約束事に縛られて
守られているのか
監視されているのか


それでも
窮屈だと喚くより早く
人間は忘れる生き物でしょう



その口約束には何の意味が

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01/04(Tue) 01:57
すいおん
蜜柑

静かな夜に
聞こえないはずの音を聞いた

ひざをかかえた
くらやみに
すいおん

勝手気ままな君は
一人きりにはしてくれない

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01/01(Sat) 23:23
蜜柑

あふれかえった情報を

片っ端から

鵜呑みにして

消化不良に胸やけ



全て正確に綺麗に

あなたとおんなじ

ぴったりおめでとう!

なんてあるはずない



もっとかみ砕いて味わって

あなたの価値観で選べばいい

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08/18(Wed) 21:51
ききっとね
蜜柑

君は君にしかなれないように
僕は僕にしかなれないよ

僕は好きだよ
君の良いとこも悪いとこも

でもどうだろう
同じようにはきっと
好きになってはもらえない

わかってるけど

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