■小さな恋のうた その3 【完結です♪】

□8・声
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扉が静かに開いて。





あの、人が。・・・・





「・・・・。」





お店に入って。


来るのが見えた。





時刻はちょうど9時。・・・・








・・・。僕////、・・・・・





どうしてカウンターに。


・・・・。





しちゃったんだろう////・・・・・





ついいつもの。


癖////で・・・・・・








「・・・・。」





・・・。こういう時。





どういう態度を取れば、いいのか。


僕にはよく////、わからなくて。・・・・








僕をすぐに。見つけて。





こちらにこつ、・・・こつと。


静かに。近付いて、来たその人に。





僕は椅子から一度、降りて。


立ち、上がって。・・・・





ぺこりと深く、頭を。・・・下げた。











「・・・。(笑)」





「座って。?」








「・・・・。」





僕は無言で。


席に着く。





「・・・。////」








喉が、乾いて仕方////、なくて。








ごくっとグラスの残りを飲み干すと。








慣れた仕草で。


お代わりを、オーダーした。








「私も。同じのを。」





「・・・・。」





・・・。声、・・・も。・・・・





・・・綺麗、・・・なんだな。・・・・・





僕は頭の片隅で。


ぼぅっとそんな。


事を思った。









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