■小さな恋のうた その3 【完結です♪】

□2・なしかな
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S「どうなのよ。」








O「言いたくねぇ。」








S「・・・。(笑)」








S「確か半年くらい前は、そう。言ってたよね。」








O「・・・・。」





S「それで。僕に。」


S「なんで男が好きなんだとか。」


S「なんとかしつこく。・・・」





O「・・・。」





S「聞いてきてさぁ。(笑)」





O「・・・。(笑)」





S「それで。・・・言ってたじゃない。」


S「全然奥さんと。セックス。しなくなったって。」





O「しょーがねーんだよ。」








O「あいつも。忙しいんだから。」








S「それは理由にはならない。」








S「あなたが浮気して。」


S「恋人がいるって言うなら。」








S「奥さんにもその原因があるって事。」





O「・・・。」





S「仕方ないじゃない。」








O「おまえ。」


O「ひとごとだと思って。」





S「だってひとごとだもん。(笑)」





O「へーきな顔して言いやがって。(笑)」








S「あなたが何してよーと。」


S「僕に関係ないもん。(笑)」








O「・・・あーあ。」





S「・・・。」





S「じゃぁ。聞いてあげるけど。」





O「・・・。」





S「その。憂鬱の訳は?」





S「なに?」





O「・・・・。」











O「・・・ほんとの事。言うとさ。」





もう消えかかった。


グラスの泡を、見つめる。





S「うんうん。」





O「・・・。」


O「おれ。さ。・・・・」





S「早く。言いなよ。(笑)」





O「・・・。(笑)」





O「・・・。」





O「おれ、さ。・・・・」





O「浮気してる。感じがしない。」





S「・・・・・。」





S「・・・。え?」





O「・・・。」





O「おれ。さ。」





S「・・・。」





O「浮気してる自覚ゼロ。あ。ZERO?」





S「どっちでもいーわ。(笑)」





O「・・・。」





ごくっと。


グラスの中身を、飲み干す。











S「・・・。って言うか。」





S「・・・って言うかそれってさ。」





O「・・・。うん。」





S「それ。」





S「超絶、ヤバいんじゃない?」








O「・・・・。」









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