■小さな恋のうた その2
□4・建物
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N「大野さん////・・・大野さん・・・」
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O「ん、」
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N「着いた。みたいです、よ////・・・・」
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O「・・・。」
・・・ぁ。
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ほんとに。寝てた。
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・・・。(笑)
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開け放たれた、ドアから、
車を出ると、もう。
運転手さんが。
大小のスーツケースを。
トランクから出して。
中に運んでくれている、ところだった。
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・・・。すごい。
・・・外国////、みたい。
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そこはほんとに。まるで。
どこか日本とは違う。場所、みたいで。・・・・
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また僕は。ぼぅっとして。
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そこに、立っていると。
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大野さんが。肩を、抱いて。
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N「・・・。//////」
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僕を、豪華な。ソファセットに、促して、くれた。
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ちゅぅ////・・・・
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出された美味しい、ジュースを一気に。飲み干す。
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座って、待っていると。
名前を呼ばれて。
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大野さんが。
差し出された、何かにサインする。
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可愛いキーホルダーの付いた。
鍵型の。ルームキーを受け取って。
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・・・・。
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ずん、ずんと。
先を行く大野さんに。付いてゆくと。
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・・・。え?
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もう先に。スーツケースが積まれた。
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ゴルフのカートのような。
乗り物の中に。乗り込んだ。
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・・・・。
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N「どこに。・・・行くの?////」
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O「部屋。だろ。」
O「普通。(笑)」
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N「そう、なの?////」
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O「そう。(笑)」
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・・・暗く、て。・・・・
よく、わからなかったけれど。
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これは。翌日に。
わかった、事だけど。
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歩いて5分くらいの。ところを。
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その乗り物に、・・・乗って。
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辿り、着いたのは。
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ひとつ、ひとつが。
コテージのような作りをした。・・・・
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豪華な、まっ白い。
建物の、前だった。
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