■小さな恋のうた その3 【完結です♪】
□8・声
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あのいつもの。・・・バーで。
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「・・・。」
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その人の事を。待って。・・・いた。
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「・・・・。」
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売り場に突然現れた。
その人、は。・・・・・
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「二宮さん、」
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「・・・。////?」
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僕の、名前を呼ぶと。
唐突に、こう言った。
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「・・・話が、あるの。」
「・・・・。」
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「・・・9時に、あのバーで。」
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「・・・・・。」
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「ぇ////?」
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「・・・ぁの、」
「・・・。」
「・・・ぇ?////」
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僕は一瞬、理解が。・・・できなく、て。・・・・
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そんな、風にとまどう僕に。
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「・・・。大野です。」
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その、人は。その名を。・・・名乗って。
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「・・・・。」
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!!!!
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そう。そのひと言で。・・・・
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僕は、全てを理解した。
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・
・・・・。
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・・・そわ////、そわする。・・・・・
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心臓がどき、どきと鳴って。
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指が、震える。・・・・
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「・・・。////////」
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一番。驚いた、のは。・・・・
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この。・・・・
場所をあの、人が。
知って。・・・いた事。だ、・・・・・
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・・・9時に。あの。・・・バーで。・・・・
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・・・・。あの、バー。・・・・・
・・・。あの////、・・・・?
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・
なんで////、
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知ってる、のかな////・・・・・
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・
・・・・。
・
・
来た、事があるって。・・・事だよ、ね。・・・・
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・・・・。
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もしかして、あの////、人も。
常連////さん。・・・・・?
・
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僕////、は。・・・
ここで。
いつも。
大野さんと、飲んで。・・・・
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・・・・。
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いちゃいちゃ////、してた。・・・・
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・・・・。
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潤くんとだって。
いつも。ここに来て。・・・・
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大野さん何も。・・・・
言ってなかった////、よね。・・・・
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「・・・〜〜〜////・・・・」
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頭が、ぐるぐるする。
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他に考えなくちゃ。
いけない事があるはず////、なのに。
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その事ばかりに気を取られて。
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頭が上手く////、働かない。・・・・
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