■小さな恋のうた その3 【完結です♪】

□7・美しい人
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夢のような。一夜が過ぎた。








愛してる。・・・愛してる。


・・・・。


そう、耳元で。・・・・


何度も、囁き、ながら。





大野さんは何度も、何度も。


優しく僕を。抱いて。・・・くれた。








・・・・。


揺れながら。・・・思った、波間に。


揺れる、ように優しく、されながら。


唇と。唇が。触れ合って。・・・・


キスを、して。





身体中をその手で。・・・・


撫でてもらい。ながら。





夢、なら。・・・・・


これが夢////なら。





醒めないで。





例えこれがひとときの。夢でも////・・・いいから。・・・・


それなら今は。まだ。


醒めないで。・・・・・・





・・・・。








翌朝。僕は大野さんの。


申し出を丁重に。断って。








O「なんでだよ。」





N「初めて////、オーダーする服は。」


N「自分で買いたいから。」








そんな、言い訳をした。





ほんとは。・・・・





嫌だったから。








・・・・。





そんな、風////に何かが。


残るのはたまらない。





大野さんに。買ってもらった。・・・・


グラスを。


見る度恋しくて。・・・・胸が。


痛む////と、言うのに。








・・・・。





O「おまえ、の。」


N「・・・////?」


O「首周りと袖の。長さは?」





N「・・・・。」








そう、聞かれて。


思わず正確に。答える。





!!////





・・・答えてから。


・・・すぐに。後悔した。





N「ほんとに。いいのに////・・・・」


困った、顔をして。





O「ヘンな顔、してんじゃねーよ。(笑)」


N「・・・。//////」


O「おまえの体型は、おれ。」


O「詳しく、わかるから大丈夫。」


N「・・・・。(苦笑)」








O「まぁ楽しみに。してろって。(笑)」













そうして。・・・・


出来上がってきた、それは。








N「・・・。やっぱり////、」





O「何がだよ。(笑)」





N「どうして。」


N「ピンク////なんですか。・・・・」





O「文句言うなよ。(笑)」





N「・・・////(笑)」





O「おまえは絶対。」



O「ピンクが似合うんだって。」





N「・・・・。」








自分でも。


わかってる、つもりだけど。





N「・・・。」





でも、それは。


その。


色は。・・・・





N「・・・。こういう色。」


N「なんて。言う////のかな。」








O「コーラルピンク。」





O「珊瑚の。色だよ。」








O「人魚みたいな。」





N「・・・・・。」





O「おまえに。ぴったり。」





人魚////・・・・・・





・・・。思わず顔が。赤くなる。








N「ぁりがとう、ございます////」





N「すごく。素敵。・・・・」








大野さんが。


満足そうな。顔をして。





自分も嬉しそうに。笑った。








そして。


それを最後に、・・・僕たちは。





僕たちは。・・・・・









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