■小さな恋のうた その3 【完結です♪】

□1・他の男と
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J「どうだった。」





N「・・・。」





J「旅行。」





N「楽しかったよ。」








J「そっか。」





潤くんが。こくっとグラスを。傾ける。





N「・・・・。」








N「僕、ね。」





J「ん?」





N「ひとつだけわかった。事があるの。」





J「なんだよ。」





N「・・・でも。」


N「潤くんが怒る、から言わない。」








J「・・・・・。」





潤くんが。ムっとした、顔をする。





N「ほらネ、もう。・・・怒ってる。(笑)」





J「・・・。(苦笑)」





N「・・・。(笑)」








・・・。出発前。潤くんに。言った。





・・・奥さんの。・・・代わりに。・・・・





・・・それでも。・・・いいって。








でも。





よく、言えたな////、そんな。事。・・・・





N「・・・・。」





僕は。


その意味を。・・・・


よく、わかって。なかったのかも。しれない。








N「・・・・。」








N「・・・。とりあえず、ね////、」





J「・・・?」








N「首は、つながった////・・・みたい。」








J「げほっ・・・げほ////、」








J「おまえ////・・・」





潤くんが口を。拭きながら。





J「なんだその。・・・言い方。(笑)」





N「ぅふふ////」








N「・・・だって、ね////、なんか、ね。」


N「・・・ずっと普段。通りだし。」


J「・・・・。」








N「・・・僕。ね、・・・考えて、たんだ。」





N「ずっと。・・・・」


N「大野さんに。」


N「これでばいばいだって。言われたら。」





J「・・・。」





N「わかりました。って。言って。」


N「でも。」


N「好きで。いてもいいですかって。」


N「ただ。好きで。いるだけだからって。・・・・」


N「・・・言う、つもりだった。」








J「泣かなかったのかよ。」





N「一度も。・・・泣かなかったよ。」





N「大野さんの。前では。」


J「・・・・。(笑)」





J「責めたり問い詰めたりも。」





N「・・・。////(笑)」





J「・・・するワケ、ねーか。おまえが。」








N「ふふ。」








N「ただ。楽しく過ごしたくて。」





N「それだけ。」


N「考えてた。」





J「よくやった。」





N「・・・。」





J「褒めてやるよ。」





潤くんがまた。・・・グラスを煽る。





N「ふふ////(笑)」









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