■小さな恋のうた その2
□18・朝焼け
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・・・・。
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水平線から大きな太陽が。少しだけ。・・・・
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顔を出している。
そこを大野さんに手を引かれて、歩く。
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・・・・。
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朝焼けにあたって。
金色に光り、輝く髪。
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・・・・。
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広い背中に。僕の。
手を引いて。・・・・
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「・・・。きれいだね。・・・・」
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思わずそう、声をかける。
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「そうだな。」
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・・・ふふ。
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・・・大野さんの事、言った////のに。・・・・
・・・。(笑)
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また僕はその。
綺麗な背中に声を、かけた。
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「少し。・・・」
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「ん?」
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「休みたいな。・・・・」
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「・・・。」
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「休みたいって。・・・」
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「ここなんも。ねーよ。?(笑)」
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「・・・。(笑)」
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岩陰に。座って。
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僕らは話をした。
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・・・うぅん。違うな。・・・・
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キスを、して。
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・・・ちゅ。・・・ちゅ、・・・・
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その合間に僕らは。
話をした。
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・
・・・ちゅ、・・・・
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唇と唇を。触れ合って。
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同じタイミングで。
舌を出して。
その。・・・舌の先でまた。
触れ合った。
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優しく優しく。
お互いを舐め合って。・・・・
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そうしてるだけで。
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「・・・日が、暮れちゃうね////・・・・」
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「ん、・・・ふふ。」
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「・・・。かず、・・・・」
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「・・・・。」
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名前を、呼ばれて。
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また目を閉じる。・・・・
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大野さんの。
唇が触れるのを、待つ間。
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どきん、どきんと胸が鳴る。
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それが。
触れた。
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瞬間、
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「・・・は////、・・・・」
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一瞬思わず吐息が。漏れて。
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その瞬間からもう。
お互いを求め合う。
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大野さんに身体と。
頭を抱かれて。
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腕の中に。抱かれて。・・・・
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僕もその首に腕を。廻して。・・・・
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「・・・////・・・・・」
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うっとりとその。
あまい、唇に酔う。
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