■小さな恋のうた その2

□20・待って
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あなたがそう、するから。





僕もずっと。


そう、していた。








手を。繋いで。





指と指を。・・・絡めて。











行きと同じ道筋を。・・・また、辿る。








途中で一軒。


大野さんがお気に入りだと言う。





店に案内、してくれた。











N「綺麗////だ。・・・・」





O「だろ。(笑)」








O「形は少し。いびつだけど。」





O「おれは。」


O「この。色が好き。」





N「ぅん////、・・・わかる。・・・・」








O「おまえに。」


O「買ってやりたくて。」





N「・・・。///////」





・・・えぇ////・・・・





N「・・・そんな、いいのに。・・・(笑)」








O「・・・。(笑)」





N「・・・・・。」





きっとそれを、・・・見たら。


見るたび。・・・・


思い、出すから。











あなたが笑って。





ピンク色の。





それを手に取る。








N「・・・。ピンク////・・・やだ。・・・・」





O「なんでだよ。(笑)」








N「青がいい////、」





O「青は、おれ。」





N「・・・・////」








N「じゃぁ、お揃い////が。」


O「・・・。」


N「いぃ////・・・・」








O「・・・。しゃーねーなぁ。」








N「・・・////(笑)」





O「微妙に色が。・・・」





O「違うんだよな。・・・・」





あなたがぶつぶつ、言いながら。





それでも真剣に。


同じ色を探してくれる。





N「・・・。////(笑)」








N「あ。」








僕は紫色に。


グラデーションになった。・・・・





その綺麗な色を見て。





O「・・・。?」








思わずそれを手に、取った。









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