■小さな恋のうた その2
□14・楽園
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N「・・・。//////」
・
N「ほんとに。・・・・・」
・
N「いいんですか?」
・
O「いいよ。(笑)」
・
・
・・・・。
・
・・・結局、・・・・
・
・・・水族館に行った、だけで。・・・
・・・また、・・・戻って、来た。
・
大野さんが。行った事がある。・・・・
水族館にだけ。
行っただけで。
・
また、この場所に。戻って来て、しまった。・・・・
・
N「・・・・。////」
・
・
N「どこか。・・・・」
N「目新しい////、ところに行っても。」
N「良かったのに////・・・・」
・
O「・・・。いや、いい。」
・
N「きのう、バーにも飲みに////、行けなかったし。・・・・」
・
O「・・・・。」
・
・・・。
・
・・・。根に。持ってんな。(笑)
・
・
N「・・・。」
・
N「今日は////、・・・だめ?」
・
O「・・・?」
・
N「今日あとで行っちゃ////・・・だめ?」
・
O「・・・。」
・
O「・・・。(笑)」
・
おれは首を、振る。
・
・
O「もー疲れたから。」
・
N「・・・////」
・
O「今日は。・・・いいだろ。」
・
・
おまえが途端にしゅんとした。
顔を見せる。
・
O「・・・・。」
・
N「大野さんと////少し、・・・・」
・
N「お酒飲んで、少し。・・・」
N「いちゃいちゃ////したかった。・・・・」
・
もぅ。
口に出して、言う////・・・・
・
O「ぷっ(笑)」
N「・・・?!////」
・
・
O「ほんとに。おまえは。・・・・」
O「なんも。わかってねーな。」
・
N「・・・////?」
・
・
O「なんで。」
O「ここに来て。」
・
O「おまえと外に。・・・バーに、なんて。」
O「酒飲みに行かなきゃ。」
O「なんねーの。?(笑)」
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N「・・・。」
・
O「水族館だって。」
O「ただ。」
O「おまえに見せたかった、・・・から。」
・
O「だから。出掛けたの、」
O「ただ。それだけ。」
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N「・・・・////」
・
カートにがたがた、揺られる。・・・・
・
・
O「・・・時間はぜーたくに。使おうぜ、」
N「・・・。?」
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O「せっかくふたりで。」
O「・・・いんだからさ。」
・
・・・意味。
・・・わかんだろ。・・・おまえなら。
・
N「大野////さん。・・・・」
O「・・・。(笑)」
・
N「大野さんはそれで、・・・」
O「・・・。」
N「いいの////・・・?」
・
・
・・・。
いいも。何も。
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おれは。昨日は。・・・
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おまえの寝顔が見れた、から。
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手を繋いで。
その顔を。・・・
ただじっと。見て。・・・いられたから。
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そんな。
至福な時間が過ごせた、・・・から。
・
それだけでもう。・・・全然、満足。
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・・・。
・
・
O「おまえは。・・・?」
N「・・・・。」
O「まだなんか。不満?(笑)」
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おまえがふるふると。
首を振る。
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O「・・・。(笑)」
O「・・・。なら。問題、なし。」
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これ以上。・・・
邪魔されて、・・・たまるかよ。
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・
だって。
今、だって。
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今までだって、おれは。
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おまえと。
一緒に部屋に閉じこもって。
1歩だってほんとは、もう。
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外になんて出たく。
ねーんだから。
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・・・。
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これは心の、中だけで言う。
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・
N「・・・・。」
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おまえがおれを。見つめる。
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・・・大野さんの。
・・・言ってる事は。すごく、よくわかるけど。
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・・・わかるけど////・・・・
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・・・大野さんはほんとに、いいの////・・・?
・・・ただ部屋にいる、だけで。・・・・
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・
・・・贅沢に。・・・・
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・・・ゆっくりしたいって。
・・・ことか。・・・・
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・
・・・そっか、・・・僕////・・・・
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・・・まだ何も。大野さんに。
・・・何も。・・・・
・
・・・してあげて。ないかも////・・・・
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・・・///////
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・・・よぅし////♪、
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気を取り直したように。
部屋に、入った途端に。
そわそわ、しだす。
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N「・・・。ぇ////、っと。・・・・」
・
・
どこかから。
帰ったら大野さんはまず。・・・・
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お風呂////、だから。・・・・♪
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・
N「・・・。////♪」
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僕はいそいそと。
バスルームに。向かった。
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