■小さな恋のうた その2
□10・変わらない
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N「・・・。////・・・??」
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O「ふふ。」
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着替えて。
またリムジンで。出かけたのは。
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N「・・・・。」
・
N「どぅして////・・・・」
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N「沖縄で。・・・・」
O「・・・。(笑)」
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N「お鍋////・・・?(笑)」
・
O「だって。おまえ、」
O「肉、好きだろ?」
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N「・・・・////(笑)」
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・
のれんをくぐって。
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大野さんが慣れた、様子で。
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その店に入る。
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・
N「・・・・。」
・
・
通された席にはもう既に。
お鍋の用意が。してあって。
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すぐにきれいな、ピンク色をした。
お肉が運ばれて、来た。
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N「!!!・・・////♪」
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僕はおしぼりを、使いながら。
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ぺろっと唇を。舐めて。
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N「・・・すごぃ、美味しそう////・・・」
O「・・・。(笑)」
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・
N「・・・。(笑)」
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さっそくそこに。
お箸をつけた。
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・
湯気の立つお鍋に。
ひらひらと。
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薄いお肉を泳がせる、ように1枚づつ。・・・
入れて、ゆく。
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N「でも。・・・・」
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N「大野////、さん、」
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O「ん?」
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N「僕、がね。」
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O「泡盛、飲むだろ、」
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N「・・・。ぅん////♪」
・
・
N「・・・・。」
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N「僕////が、ね、・・・お肉ばっかり、食べてたのは。・・・」
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N「そうしたら。」
N「大野さんが。・・・・」
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N「その気////に。」
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O「・・・・。」
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N「なって、くれるか////な、・・・なんて。」
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N「・・・思ってた。からなの。(笑)」
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・・・。カミングアウト(笑)、・・・する。
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・・・。だって。・・・・
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・
僕はもぅ////・・・ほんとに。
充分だったから。
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大野さんと。一緒に、いられて。
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ただこうして一緒にいられるだけで。
いい。・・・って。
本当に。思って、いたから。・・・・
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O「・・・。それ。」
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O「なに?」
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N「え////?」
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O「どーゆー、意味?」
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N「・・・。だから////、・・・・」
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N「焼肉。・・・とか、モツ////、・・・鍋とか。」
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O「・・・・。」
・
N「ウナギ、とか。(笑)」
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O「・・・。(笑)」
・
・
N「・・・。そういうの。一緒////に。食べたら。・・・・」
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N「・・・少しは。」
N「・・・だから////、・・・そぅぃぅ、」
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N「・・・気持ちになって。」
N「・・・くれるかな、・・・なんて。(笑)」
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O「・・・・。」
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・
N「でも。」
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N「約束////なんて。・・・知らなかったから。・・・・」
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N「ごめん、なさい。」
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O「・・・。(笑)」
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ふふ、と僕は。
箸を、くわえて。
笑って、見せる。
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O「・・・。おまえが。」
O「・・・謝る事じゃ。ないだろ。」
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N「・・・。」
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O「そんなの。かんけーねーから。」
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N「・・・・。」
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O「何、食おうと。」
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O「どこにいようと。」
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N「・・・。」
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O「おれの。気持ちは変わんない。」
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N「・・・・。」
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・・・。気持ちは。・・・変わら、ない。
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・・・僕とそぅぃぅ////・・・事する。
・・・気はないって。
・・・事、だよね////・・・・
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口に出した。
言葉とは、裏腹に。
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現実を、突きつけられて、また。
少しだけ。ココロが痛む。・・・・
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あきらめが。悪い////な、・・・我、ながら。・・・
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・・・。////(笑)
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O「前も言った、通りだよ。」
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O「前におまえに。」
O「言った、・・・通り。・・・・」
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N「・・・ぅん////、・・・・」
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・・・前、・・・・
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N「・・・。」
・
・
O「・・・。謝る、暇があったら。」
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O「・・・食えよ。(笑)」
・
N「・・・・。」
・
・
O「いっぱい、食えよ。」
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N「ぅん////、(笑)」
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・・・よぉし////・・・・
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・・・いっぱぃ、食べよう。・・・・////♪
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・
N「大野さん、」
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N「はぃ・・・////♪」
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少しだけ。
色の変わったお肉を。
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大野さんの器に。・・・取って、あげた。
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