■小さな恋のうた その2
□4・建物
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海沿いを。車が走る。
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N「・・・・///////」
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・・・なに、・・・か////・・・・
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・・・なに、か。・・・しゃべらなくちゃ、////・・・・
・
・
・・・・。
・
N「・・・あ、れ。・・・・」
O「・・・ん?」
N「・・・海。・・・////?」
O「・・・。」
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僕は窓の。
向こうを指さす。
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O「・・・そうだな。」
・
・
かれこれ、もう。
1時間近く。
車は走り、続けている。
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・・・・。
・
・
N「海って。」
N「暗いと。・・・コワいね////、」
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O「そう?」
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N「ぅ、ん////、」
・
・
N「・・・・。」
・
会話が。・・・・
続か////、なぃ。・・・・・
・
・・・・。
・
僕はまた。
窓の向こうに。そっと視線を、移す。・・・・
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・・・あの。・・・海は。
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昼間。見たらきっと、すごく。・・・
綺麗、なのかな。
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きらきらと。
水面が、陽の光に。輝いて。
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道沿いの。椰子の、木が揺れて。・・・
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信じ////、られないな。・・・・
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信じ、られない////・・・・
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大野さんと。
こんな、ところまで。
来た////なんて。
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ほんとにまるで。夢、・・・みたい・・・・////
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N「・・・。////♪」
・
・
僕は大野、さんを見て。
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O「・・・。」
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ニコ////っと。笑った。
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O「・・・・。」
・
大野さんが僕を、見て。
・
・
・・・。ぁ////、
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手を、伸ばして。
ぐっと肩を、抱き寄せる。
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・
N「・・・・。//////」
・
・
O「なんでそんなに。」
N「・・・////」
O「離れてんの。?」
N「・・・・」
・
O「・・・かず?」
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N「!!!////」
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ふいに名前を。・・・呼ばれて。
飛び上がり、そうになる位////・・・・
驚いた。
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N「・・・・。////」
・
・・・・。はぁ////、・・・・・
・
・
・・・大野さん////、には。・・・わからないよ、・・・・・
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大野さんに・・・肩を。抱かれながら思う。
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・・・今の僕の。・・・キモチ。・・・・
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下を。向いて////・・・・
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N「・・・・。」
・
今はまだ、・・・・
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始まった、ばかりのこの旅は。
時計の針がチクタクと、進む、たび、・・・・
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・・・・。
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・・・そう、進む。・・・のと同時に、・・・・
・・・どんどん終わりにも、・・・近づいて、ゆく。・・・・
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僕はもぅ////、寂しくて。
その。事を考える、だけで。・・・・
寂しくて。
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・
・・・・。////
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そんな、僕のココロの、中では。・・・・
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期待と、不安と。
嬉しさと。寂しさが。
ごちゃまぜ////に。なって。
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近付きたいけど。近付きたくない。
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始め////たいけど、始まって、しまったら。それは。・・・・
同時に。
終わって。しまう事も意味、するから。・・・・
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・・・。//////
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ホントは。なにも。考えずに。
思い切り。・・・
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思い切り////、大野さんに、甘えて。
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いちゃいちゃしたい////、けど。・・・・
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・・・。///////
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そういう。為////に来たんだし。・・・・
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頭では。わかってるのに。
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心が。・・・キモチが。ついてかない。・・・・
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・・・でも。
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大丈夫。
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もう少しだけ////、時間が経てば。・・・
この状況に、慣れれば。
きっと。
大丈夫だから。・・・・
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・
・・・。
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N「はぁ////、・・・・」
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僕はため息を。ついて。
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ちらっとサングラス越しの、大野さんを。見て。・・・
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N「・・・・。」
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O「・・・。」
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・・・ん////、
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・・・そっと目を、閉じた。・・・・
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少しだけ唇を。尖らせて。
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大野さんの方に顔を。向けて。・・・・
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・・・キス。・・・して。・・・・
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・・・・。
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・・・・・・。
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・・・。あ、れ?////
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N「大野、さん////?」
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思わず声を。かける。
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N「・・・・。」
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・・・。寝てるぅ〜〜////!!!
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なんなの////・・・・・
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・・・・もぅ。(笑)
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O「・・・。」
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O「・・・・。」
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