■小さな恋のうた その1
□16・ウナギ
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N「大野さん、大野さん/////・・・」
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O「・・・。(笑)」
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O「なんだよ。(笑)」
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二宮が。
遠くからもう。おれを。見つめ、ながら。
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ぱたぱたと。近付いて。・・・来る。
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・・・子犬、みたいだな。・・・と思う。
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・・・飼い主が大好きな。
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O「・・・・。」
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・・・子犬。・・・みたいだ。(笑)
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N「・・・。///////」
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O「おまえ、さ。・・・」
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N「・・・ぇ////?」
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O「おまえ、」
O「全身から。」
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O「何かが。滲み出てんだよ。」
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N「え?!////」
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O「好き好きオーラが。」
N「!!!////」
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O「滲み、出てる。」
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O「なんか。・・・すげぇ、恥ずかしい。(笑)」
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N「・・・〜〜〜////・・・・」
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顔が。熱くなる。
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O「・・・。(笑)」
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O「でも、さいこーに。」
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ふわっと近付くのと。同時に。
大野さんの。・・・いい、匂いがして。
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N「・・・。」
O「かわい。」
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耳元で。
大野さんが。つぶやいた。
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N「・・・。///////」
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O「二宮ちょっと。」
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N「・・・////」
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O「こっち、おいで。」
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僕を。会議室に連れ込んで。
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がちゃりと鍵を、掛ける。
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その。音が合図、だったみたいに。
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N「・・・はっ////、・・・ぁ・・・・・」
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お互いに。手を、伸ばして。抱き合って。
激しく。キスをした。
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僕はすぐに。
立ってられなく、なって。
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N「・・・ん////、・・・・んんっ////、・・・・」
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・
・・・ぁぁ////ん・・・・・・
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大野さんに身体を、預けると。
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そのまま。
倒れ込む、みたいに。
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椅子に。・・・座って。
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僕を腕に。抱いて。
抱き、止めて。
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また顔を。左右に、揺らして。
押し付け、られて。
激しく。・・・キスをする。
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・・・んっ・・・ふっ////、・・・・
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口の。周りがお互いの。
唾液で、濡れて。
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それを。吸い合って。も。・・・・
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まだ、それでも。止められなくて。・・・・
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・・・どうし////よう。・・・なにも。・・・・
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・・・考えられなく。・・・なる。・・・・・・
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O「・・・・。」
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・・・いけ、ね。
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・・・つい夢中に////、・・・なり過ぎた。
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・・・唇を。外すと。
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・・・とろけた、瞳のおまえが。
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・・・少しだけ。唇を。開いて。
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・・・おれを見るから。
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O「・・・。」
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・・・また。舌を出しながら。
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・・・おまえの。その濡れた唇に。・・・近づく。・・・・
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