■小さな恋のうた その1

□12・プロモーション
1ページ/2ページ



いきなり////、か。・・・・





【次期コレクションの販売戦略及びプレゼンテーションについて】





自分の。デスクに戻って。





その、会議で最後に配られた。・・・・


資料をめくる。





N「・・・・。」








O「おまえって。」





N「・・・。////!!」





その声に。





ぱっ!////と顔を。・・・上げる。





・・・大野////、さん。・・・・





N「・・・・。////♪」








O「・・・。(笑)」








O「・・・おまえって、・・・・」


N「・・・。////?」


O「にこにこ、笑ってんのも可愛いけど。」





N「・・・。」


N「・・・・。//////ぇ?」





O「真剣な顔してんのも。」





O「すげぇ可愛い、よな。」





N「・・・・・。」








大野さんが。すごく、


真面目な。顔をして・・・


そんな。・・・事を言う。








N「・・・///////」





N「なに、言ってるんですか////・・・・・」





顔が。・・・熱い。・・・・








O「ふふ。」





N「・・・////」








N「・・・。こういう、の。・・・・」





O「ん?」








N「こういうの、新人の頃。・・・・」


N「大野さん、も////、やったり、・・・しましたか?」





O「やったやった。」





N「へぇ////・・・」








O「あれ。」





N「え?」








O「アクリルの。ボディ、あんだろ。」





N「・・・。ぇ?」








O「透明の。マネキン。」





N「あぁ!////、」





O「あれ、考えたの。おれ。」





N「・・・。えぇ?!////」





N「ほんと?!ですか、////」





O「ほんと。」








N「・・・すごぃ・・・・」





O「・・・・。(笑)」








うちのディスプレイの。ボディは今は全部、


有機ELを使った透明の。マネキンを使っていて。





どこから見ても。





服の裁断の仕方やいかに。





シルエットが綺麗に、体に沿うように、作られているかが。





ひとめでわかるようになっている。





N「・・・。」





N「・・・そっか////、・・・・」





凄いな。・・・・





N「・・・。」





僕は。考える。





何か。・・・・


何か。





それを使って。





大野さんの考えた、それを。使って。・・・・・








何か。できないかな////、








N「ぅ〜〜ん////・・・・・」





O「・・・。(笑)」








ぽんぽんと。


僕の、頭を優しく、撫でて。・・・・





N「・・・・////」





大野さんが微笑みながら。


そっと、席を外した。





N「・・・。」









次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ