■小さな恋のうた その1

□19・プライド
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N「・・・どうしよう////、僕、・・・・」





J「・・・・。」





N「・・・大野さんに。」


N「・・・誘われちゃった////・・・!!!」





両手で顔を。挟んで、言う。





N「・・・。////」








J「奥さんの。代わりにだろ。」





N「・・・。」








あのいつもの、バーで。





潤くんが。


ぽいっと。


ピスタチオを口に、放り込み、ながら言う。





N「それ、でも。」


N「いいもん////・・・・」





J「はぃ、あーん。」





N「・・・。/////」





・・・口を。あける。








ぽいっと僕の。


口にナッツを。放り、込んで。





僕は、それを。


もぐ。・・・もぐ食べる。





J「・・・って言うかさ。」


N「・・・。////?」





J「旅行とか。普通に、行くんだね。」





J「奥さんと、仲いんじゃん。」





ぐいっとグラスの。


中身を。傾けて。





潤くんの。


白い、喉がごくっと。


上下、するのを。・・・・





僕は、じっと。・・・眺めて、見てた。








N「・・・・。」








J「俺、ほんと、わかんない。」





潤くんが、ぐいっと。


手の甲で口を、拭いて。





J「その神経が。よく、わかんない。」





J「その。大野さん。・・・?」


J「何、考えてる、わけ?」


N「・・・・。」








J「確かにおまえは。可愛いけど。」





J「一緒にいたくなる。気持ちはわかるけど。」





J「奥さんが。」


J「行けなくなったから代わりにって。」





J「普通、言う?」


N「・・・・。」





J「おまえが。そんな風に。」





J「ぞんざいに。」





N「・・・。」





J「扱われるのは。・・・俺、我慢。できない。」





潤くんが僕の。


方を向いて、言う。





N「そんな////んじゃ。ないよ。」





N「そういう。・・そんな、」





N「・・・そんな////・・・・」





N「・・・風に。」





N「・・・僕を、扱ってる、訳////じゃ。ないよ。・・・?」





J「そう?」





N「・・・ぅん////、」





僕もグラスの。


中身をひとくち、





N「・・・・・、」





こくっと。・・・口にした。










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