■小さな恋のうた その1

□8・逆効果
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J「少し。遅くなったけど。」


N「ん。(笑)」





J「おめでと、かず。」





N「・・・。(笑)」





N「・・・ありがと。」





N「・・・。////(笑)」








潤くんが。


グラスを挙げて。





カチンと音を鳴らした。











大野さんから教えてもらった。・・・このお店で。


すっかり僕はここが。・・・気に入って。





・・・こうして。・・・会えない日でも。


・・・つい。





何かしら大野さんの。・・・・


足跡を。


辿って。・・・しまう。











N「・・・。」





N「焼肉、・・・食べに行く男女はデキてる////、とかさ。・・・」





J「うんうん。」





潤くんが。


料理をぱくぱく、口に、しながら。





N「・・・・。」





N「・・・ホルモン鍋、食べたらその場で精力が。・・・」


J「・・・・。(笑)」


N「アップ////しちゃう、とかさ、・・・・」


N「その////気に。なっちゃう。・・・とかさ。・・・」





J「そんなの。ただの。迷信じゃん?(笑)」





N「・・・・。」





N「そう。」



N「ただの。・・・・」





N「迷信////、だった。」





J「・・・。(笑)」








N「・・・男女じゃないから。ダメなのかな////、・・・・」








J「違うだろ。(笑)」








J「そもそもの。問題だろ。」





N「・・・・。」





N「そもそもって。・・・?」








J「大野さんに、その気がない。」








N「・・・・・・。」








N「・・・そうだよ、ね////、僕も。」


N「・・・わかってる。」








N「ただの。・・・・」





そこまで、言って。





自分で。言って。








N「・・・ただ////の、・・・・」





ぽろりと。


涙が溢れて、落ちた。








J「・・・。」





N「僕はただの。・・・・」


N「遊びなんだって、・・・・」





N「わかってる////、・・・・」








J「・・・。(苦笑)」









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