■小さな恋のうた その1

□3・褒め言葉
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N「だって僕。・・・」





O「・・・。」








N「男のひと////が。」


N「好きだから。・・・・・」





O「・・・。」





O「それは。理由に、なんないだろ。(笑)」








じゅーじゅーと。


鉄板の上で肉を焼きながら。








N「美味しそう////♪」








O「おれは。おまえのが美味しそう。」








N「・・・。////」





O「じゅーじゅー焼いて。食っちゃいてーな。」





N「あはは////、(笑)」





N「もー、すぐ。・・・」


N「そんな、////事言って。・・・・」








おまえが頬を、・・・赤らめる。








O「・・・。」





O「・・・。おまえって。」





O「ほんとに、女の子みたいに。・・・・」





N「・・・。」





O「いや。ほんとに。」


O「そこらの女子社員より。」





O「・・・すげぇ、可愛いよな。」





N「・・・・・。」








おまえが箸を。口にして。・・・・








N「・・・。そーゆー事、・・・言わないで。」





O「なんで?」








O「・・・ほら。」





N「・・・。」





焼けた、肉を。





おまえとおれで。


分けて、食べる。








N「・・・。」








N「女子より可愛いって。」





O「・・・。?」





N「褒め言葉じゃ、ないよ。」





O「そう?」





N「そう。」





O「・・・。?」








焼けた肉を、口にする。


おまえはちょんちょんと。


それを箸で。・・・突ついて。








N「それって。一般的に。」


N「女の子の方が可愛いって、前提で。」


N「話してるって。事でしょ。・・・?」





O「・・・難しい事は。」


O「おれは、わかんねーけど。」





肉を次々と。焼いていく。








N「・・・。」








N「それは当たり前の。」


N「事だもん。」





O「・・・?」





煙の。


向こうでおまえが。おれを。・・・


じっと、見つめる。








N「男性にとって。女性を可愛いって思うのは。」





N「当たり前の。事でしょ。・・・?」








O「・・・。」





O「おまえが何を言いたいのか。」


O「さっぱり。・・・わかんねぇな。」





N「・・・・。」





N「・・・ふふ、いいんだ。」





O「・・・?」





N「わからないなら。・・・いいの。」








O「・・・。」





おれを見て。





おまえが。ニコッと、笑った。









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