彼氏はロリコン博愛主義者
□おにごっこ
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朝。
「ぁ、陽奈おはぶふぉっ……!!」
「鈴ちゃんのバカ〜(´;д;)!!」
バス停で待っていた鈴ちゃんに、タックルを食らわせ、私の1日が始まる。
「も〜、そんなに怒らなくても〜…」
「怒るよっ! 昨日は大変だったんだから!」
「ぇ〜何が何が〜(ニヤニヤ」
こ、こいつっ…!!
そう、目の前でにやついている鈴ちゃんこそが、狼夜君に私の住所を教えた張本人。
そのせいで、私は昨日酸欠でフラフラになった(本当は狼夜君のキステクニックのせいだけど……)
そして、彼が帰った後も悲劇は続く。
母『お父さん、今日陽奈が男の子つれてきたのよ〜♪』
父『(;´・д・)!』
『ちょっ、お母さんっ!』
母『しかも、凄いイケメンッ! 陽奈早くに結婚しちゃうかもねぇ…☆』
父『ぉ、俺たちを見捨てるのか…(´;ω;)』
『何でそぉなるのよっ』
と、家族会議が繰り広げられた。