小説(豪吹)

□子供の日
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─夜





コンコンとドアをノックする音が聞こえて俺はドアを開けた




豪 「吹雪、待ってたぞ」

吹 「お待たせ♪





──ジャーンッ!」




吹雪は後ろに隠していた柏餅を出して俺に見せてくれた


柏餅は綺麗に作られていて、店で出しても違和感のないような出来だ




豪 「凄いな」

吹 「豪炎寺くんのために頑張ったんだよ」






─…こいつは俺に襲ってほしいのだろうか…


この天然さは可愛いが、たまにやめてほしいと思うときがある


なんというか…


理性が持たない気がする(←)






吹 「豪炎寺くん?」

豪 「─あ、や…ごめん…何でもない…」

吹 「??…まぁいいや。食べよ!」

豪 「あぁ」




俺達は2人してベットに座り、近くの机に柏餅の皿を置いて柏餅を食べた



吹 「…どう…?」


豪 「うん。凄く旨い」

吹 「良かった〜♪」

豪 「また腕をあげたんじゃないのか?」

吹 「えへへー、ありがと」



吹雪はそう言うと自分も柏餅を食べる



もくもくと口を動かす仕草が可愛くて俺は吹雪をジッと見つめていた

すると、それに気づいた吹雪がコチラを向いて「何?」と言ってきた


俺はその問いに答えを困ったがあることに気づき、吹雪の問いをかわした




豪 「吹雪、頬についてる」

吹 「え!?どこ?」

豪 「ちょっと止まれ…」

吹 「え…?」







─チュ…







俺は吹雪の頬についていた柏餅のカスを口で取った


吹雪は顔が真っ赤になるくらいに照れていた







吹 「─…ごっ…豪炎寺くんっ!////」


豪 「うん。やっぱり旨いよ」


吹 「もぅ…////」

















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