小説(豪吹)
□お花見
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吹 「見て豪炎寺くん!桜が満開だよ!」
嬉しそうに言っているのは俺のチームメイト兼恋人の吹雪士郎だ
俺達はFFIに出場していて今はライオコット島にいる
元々吹雪は怪我のためライオコット島には来なかったのだが怪我が治ったのでイナズマジャパンのメンバーに復帰したのだ
お陰で俺と吹雪はいつも傍に居られる日々を過ごしている
そして今は練習後のダウンを兼ねたランニングをしていたところだ
そんな時に吹雪が満開の桜を見つけたのだった
吹 「綺麗だねー…ねっ豪炎寺くんっ」
豪 「そうだな」
吹雪は無邪気に笑う子供のような笑顔で桜を見ている
…可愛いな…
吹 「?どうかした?豪炎寺くん」
豪 「──!!?…いや…何でもない…」
吹 「ん〜?」
吹雪が俺の顔を覗くように上目づかいで見てきた
上目づかいは反則だろ…!
フィ 「───シローウ!」
俺が吹雪に見とれていると後ろから声が聞こえた
声の主はイタリア代表オルフェウスの白い流星、フィディオ・アルデナだった
フィディオの後ろにはちゃっかりと世界の色んなチーム達がいた
エドガー、ディラン、マーク、一之瀬、土門…
吹 「皆!どうしたの?」
フィ 「皆で買い物に♪シロー達は?」
吹 「ランニングしてたの。そしたら桜が綺麗だったからさ。ね、豪炎寺くん」
豪 「あぁ」
ディ 「ライオコット島の桜は一段と綺麗だからね!お花見とかしてみたいよ」
一 「いいねソレ!吹雪、豪炎寺!皆でやろうよ!」
豪 「花見をか?」
一 「あぁ!イナズマジャパンのメンバーに言ってみて!」
吹 「ん〜監督許可出してくれるかなぁ?」
マク 「出来たらでいいさ。また連絡してよ」
吹 「うん」
エド 「君達のチームにまた会える事、楽しみにしていますよ」
土 「じゃあな」
吹 「うん」
フィディオ達は俺等とは別方向に歩いていった
そして俺達も宿屋に帰る事にした
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