小説(豪吹)
□夏祭り
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─いつの間にか皆とはぐれてしまった吹雪
吹 「…皆とはぐれちゃった……どうしよ…」
辺りを見回してもメンバーの姿は見えなかった
吹 「(…とりあえず皆が行きそうな所に行こうかな…)」
吹雪はその場を動こうとした…
すると、後ろで2人組の女の子が話しかけてきた
女 「あの…良ければ一緒に屋台をまわりませんか…?///」
吹 「…え…?」
これが所謂逆ナンというやつだろう
吹雪はお得意のスマイルと女の子の扱いをした
吹 「ごめんね。僕一緒に来た友達がいるから(ニコ」
女 「…そうですか…すみません///」
吹 「ごめんね。じゃあ…祭り楽しんでね」
女 「…///…はい…///」
吹雪はその場を離れた
これくらいの事はいつもしているので、なんて事はない
吹 「…ふぅ…(皆を捜さなきゃ…)」
男 「そこの彼女ぉ!」
今度は男の2人組に話しかけられた
吹 「…彼女…?」
男 「俺達、男だけで寂しいんだ♪良ければ一緒に…」
吹 「(…もしかして女の子と間違えられてる…?)」
吹雪の考えている通り、男達は吹雪の事を女と間違えている
浴衣も水色で、見ようによっては女物と間違えてしまってもおかしくはない
流石の吹雪も男にナンパされる事には慣れていない
吹 「あの…僕友達がいるんで…」
男 「え?じゃあその子も一緒に───」
男はしつこく吹雪をナンパする
吹 「(どうしよう…)」
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