小説(豪吹)
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俺達は椅子に座った
すると…
ヒ 「隣いいかい?」
吹 「─え…」
ヒロトが吹雪の隣に座った
豪 「吹雪…こっちと変われ」
吹 「─!…ありがとう…」
俺は吹雪と場所を入れ換えた
ヒ 「随分嫌われちゃったみたいだね」
豪 「これ以上吹雪に近づくな」
ヒ 「1人じめはよくないよ 豪炎寺くん。吹雪くんは皆の吹雪くんなんだから」
豪 「俺の吹雪だ」
ヒ 「カッコいいね…でも気を付けてね」
豪 「何がだ…?」
ヒ 「吹雪くんを狙っているのは俺以外でも結構いるんだよ」
──染岡…か
ヒ 「染岡くん以外も…だよ」
──!!?
染岡…以外にも…?
豪 「…誰だ…?」
ヒ 「秘密♪」
ヒロトがそうやって言うと同時にマネージャーの「ご飯できたよ〜」という声が聞こえた
吹 「豪炎寺くん…行こ?」
豪 「吹雪…行こうか」
朝食を取りに行くと円堂が話しかけてきた
円 「よっ」
吹 「おはようキャプテン」
先ほどヒロトに聞いた話が気になってしまう
まさか…円堂…?
ふと思ったが流石に円堂は無いなと思って俺も挨拶をかわす
豪 「おはよう円堂」
円 「お前等本当仲がいいなぁ」
円堂は別に下心で聞いているのではなさそうだ
単に仲間としてという事だろう
吹 「えへへ…いいでしょぉ」
─確かにこんな可愛い吹雪を好きになるな…なんて俺だったら無理だ
だけど…
─こいつは誰にも渡さない…何があっても…