小説(色々)
□遠くて近い君の存在
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円 「りゅ…留学ぅ!!?」
一 「アメリカにね。正確には日本に来てる期間のが留学なんだけど」
円 「明日かー」
一 「だからさ、最後にサッカーしようぜ!円堂!」
円 「…あぁ!サッカーしようぜ!!」
円堂と一之瀬は2人で目を合わせてニカッと笑う
そんな光景を見ている土門に鬼道が近づいた
鬼 「…お前は行かないのか?」
土 「一之瀬がさ、自分の我が儘に土門が付き合わなくていいって言ってきた」
鬼 「一之瀬らしいな」
土 「はは…」
鬼 「だが…お前はどうなんだ?」
土 「え?」
鬼 「アメリカ…一緒に行きたいんじゃないか?」
土 「…行きたいさ…出来れば一緒に…」
鬼 「ならば、お前も我が儘を言ったらどうだ?」
土 「─それって…」
鬼 「ま、決めるのはお前だ。ゆっくり考えてみろ」
土 「…やっぱ鬼道には敵わないなぁ」
鬼 「そりゃどうも」
土 「(考えてみろ…か…)」
土門の考えが定まらない中、一之瀬のお別れ会という名の紅白戦が行われた
チームはくじ引きで決められ、土門と一之瀬は同じチームだ
一 「初めて会った時以来だね。円堂と勝負するのは」
円 「来い一之瀬!!」
一 「行くよ円堂っ!!」
楽しそうな一之瀬を見て土門は小さく笑った
そして…
ある決断をした
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