小説(色々)

□夜空に願いを
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今日は年に1度織姫と彦星が再会出来る日と言われている七夕の日だ



俺達イナズマジャパンもその流れに乗り七夕を祝う事にした



…と言っても女子マネ達が作ってくれたちょっとしたご馳走を食べて願い事を書いた短冊を笹に吊るすだけだ





吹 「風丸くん」




俺が願い事を何にしようかと悩んでいるところに恋人である吹雪が近づいてきた


吹雪もまだ書いていないらしく右手でペンを握っている




風 「吹雪は何を書くんだ?」

吹 「んー…決まってるのは決まってるんだけど2つあって…」

風 「2つ?」

吹 「うん。1つは『皆で優勝出来ますように』で、もう1つは…」




吹雪はそう言うと顔を少し赤らめて言葉を詰まらせた


俺はその顔を見て何が言いたいのかの大体の想像がついたが、あえて何も言わず黙っていた






─…吹雪に言って欲しかったから…






吹 「もう1つはね…



『風丸くんとずっと一緒に居られますように』…だよ。」





俺は予想通りの解答が返ってきて嬉しかった


そして口元を少し緩ませて吹雪の頭を軽く撫でる





風 「だったら吹雪…優勝する方を書け」

吹 「え?」

風 「俺は星に願わなくてもずっと一緒に居るから…な?」

吹 「─…うん…!」


風 「俺も同じ願い事でいいか?」

吹 「いいけど…自分の願い事にしなくていいの?」


風 「俺も吹雪と一緒。


ずっと傍に居てくれるだろ?」

吹 「…ふふっ、当たり前でしょ?」



吹雪はそう言うと可愛い笑顔で笑っていた



そして俺達は一緒に笹に吊るして2人で空にお祈りをした



すると偶然か必然か…


空には1つの流れ星が降った



吹 「風丸くん!今見た!?流れ星だったよ!」




吹雪は子供の様な無邪気な顔で知らせてくれた


北海道でも星が綺麗に見えると思うのだが、ライオコット島も星がかなり綺麗に見えていた






吹 「織姫と彦星…会えたかな?」

風 「…きっと会えたよ」


吹 「…好きな人と年に1回しか会えないなんてツラいよね…」

風 「…吹雪…」

吹 「僕だったら無理だよ。もしも風丸くんと年に1回しか会えなくなっちゃったらウサギみたいに寂しくて死んじゃうよ」


風 「吹雪はきっと大丈夫だ。今まで色んなツラい事を乗り越えてきたんだから…」

吹 「風丸くんは平気なの?」

風 「…ううん…きっと吹雪よりも寂しい」


吹 「…でも…このFFIが終わったら離れ離れ…なんだよね…?」

風 「…あぁ…」






FFIが終われば俺は雷門、吹雪は白恋へと帰ることになる


けど中学生の俺達が何か出来るはずがないのだから、「離れたくない」という無いものねだりはしない



けどやっぱり寂しいだろうな…






色んな考えを思い浮かべている次の瞬間…吹雪が俺に元気をくれる言葉をくれた









吹 「…─だったら…今のうちにいっぱい一緒にいよ!それに離れ離れでもメールとかは出来るし僕達は心で繋がってる…きっと織姫様達もそうなんだよ…!」






風 「─…そうだな…!」



吹 「風丸くん…ずっと一緒だよ…」


風 「…あぁ…ずっと一緒だ…」













─この夜空の星に誓って…










END






はい。意味不サーセンですっ!


こどもの日は豪吹だったんで七夕は風吹かなーなんて考えで突っ走りました←

この七夕の日はハレ晴れですがリアルでは殆ど雨だったり曇りだったりですよねwwwf(^^;


きっと神様が

「リア充がぁ!破ぜやがれぇ!」

とか言って雨とかにしているのですかね。はい。←

神様スミマセンm(__)m


読んでいただきありがとうございました!

よい七夕をっ!

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