小説(色々)
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─音村視点─
綱海が沖縄を出て早1週間たった
俺と綱海はほぼ毎日のように電話やメールをしている
そして今も綱海との電話中だ
綱 『でな!そしたら皆が〜…』
綱海はイナズマジャパンの事をよく話してくれた
俺は綱海の話す事は好きだけど…
最近は何故か聞いていると寂しくなる…
恋人の綱海と離ればなれだから…という理由もあるけど、きっとそれだけではない…
綱海から色々な人の名前が出てくる
円堂、鬼道、不動、豪炎寺…
中でもよく立向居という後輩の名前が出てきた
なんでも綱海は前、立向居の特訓に付き合っていたらしい…
それはチームのため…
綱海は俺の事を想っていてくれる…
そうわかっていても、やっぱり心の奥でモヤモヤしている…
─あぁ…
コレが嫉妬というやつか…
綱 『あ、ヤベ!もうこんな時間だ!』
音 「本当だ。長電話悪かったな…迷惑かけて…」
綱 『バーカ。音村と喋れてるんだ。迷惑なわけないだろ!』
綱海は少し怒り口調だったがその台詞には優しさが沢山詰まっているように聞こえた
音 「ありがとう…じゃあな。おやすみ」
綱 『あぁ!おやすみ音村、愛してる!』ピッ
綱海はそう言うと電話を切った
…綱海…
音 「やっぱり…俺にはキツいよ…遠距離は…」
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