小説(風吹長編)

□過去と双子
5ページ/6ページ




次の日


僕はいつものように墓参りに行っていた



するとスノー場のほうで何か音が聞こえる




誰かいるのかな…





なんとなく気になり、僕はスノー場へと足を運んだ。



見てみると染岡くんが1人で練習をしていた




声をかけようか…


でも僕が声をかけても彼を苛立たせるだけ…





どうしようか迷っているうちに向こう側からカサカサと音がした





キャプテンと風丸くんだ――…







2人は転んでいる染岡くんに手を差し出す






…染岡くんは僕以外の人といる時は凄く楽しそうだ…






なんだか悲しい…




ねぇアツヤ……?


アツヤは染岡くんのこと…どう思う?






…なんて…



わからないよね…

僕もわからない。







いつの間にか、


3人は雪合戦をしはじめていた








こういう光景を見ていると小さい頃の僕達を思い出す






…アツヤ…




アツヤは今でも僕の中に生きてくれてるんだよね……?





なのに…






なんでこんなに……









「寂しくて仕方がないの……?アツヤ――……」












.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ