小説(風吹長編)
□過去と双子
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僕には双子の弟がいた
名前はアツヤ
僕とアツヤは仲が良かった
特に2人でサッカーをやっている時は時間を忘れてしまうくらい楽しかった
当時
僕ら兄弟は周りから最強のコンビと言われていた
僕が相手のボールを素早く奪いアツヤにパスしてアツヤがシュートを決める…
それが僕達のやり方だ
そんな中、事件は突然起こった
その日もいつも通り圧勝的な試合をした後だった
「お前らが揃えば完璧になるな!」
DFの吹雪士郎
FWの吹雪アツヤ
2人が一緒にいれば完璧になれる
父さんにそう言われた僕達はその場で完璧になる事を約束した
その次の瞬間…
その約束は
果たされなくなってしまった
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