小説(豪吹)
□橋の下で
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─豪炎寺視点─
…そばにいて…
吹雪にそう言われた
これって…告白…か?
いや…
雷が怖くてそばにいてほしいだけ…か?
吹雪が俺なんかを好きになるわけない…よな
優しくて明るくて皆のアイドルで…
正直、チームの中でも吹雪の事を好きな奴は何人かいる
そんな中で俺が吹雪と両想いなんて…夢のようだよな
でも…
やっぱり…
今だけ期待してもいいか…?
豪 「…俺はお前から離れない…絶対に…」
吹 「…豪炎寺くん…」
豪 「…キス…していいか…?」
吹 「…へ…?」
もう…気持ちを抑えられない…
─…伝えよう
そう決意した
豪 「…好きだ。」
吹 「え…?…それって…//」
豪 「チームメイトや友達としてじゃない…恋愛感情として…吹雪が好きなんだ…」
吹 「…う…そ…」
─…ポロッ
豪 「──!!?」
吹雪の目から雫が垂れた
…泣いてる…
豪 「…悪いっ…!!…だよな……男同士でなんて…気持ち悪い…よな…」
吹 「──違うっ!!!違うよ!!!」
豪 「え?」
吹雪は泣きながら俺に反論し始めた
吹 「…違うの…僕……嬉しくて……」
豪 「…」
俺は吹雪の言う事がスグに理解出来なかった
嬉しい…?
吹 「僕も…ずっと…ずっと好きだったんだ……豪炎寺くんの事が…だから…両想いだってわかって…嬉しくて……」
豪 「──本当か…!?」
吹 「(コクッ…)///」
吹雪は少し照れながら頷いた
吹雪が…俺の事を好きだった…?
夢が…現実になったんだ…
俺は嬉しくて思わず吹雪を抱きしめた
豪 「…吹雪…好きだ…」
吹 「僕も…大好きだよ…」
豪 「…キスしていいか…?」
吹 「…うん…」
──チュッ…
軽く唇をつけるだけのキス…
だけど2回目からは深く…舌を絡ませあうようなキスだ
吹 「…ふ……んん…///」
豪 「…ちゅく……ちゅ…」
俺はわざと音がたつようなキスをした
すると吹雪が自分の足を擦り合わせていた
豪 「…吹雪…ツラいだろ……ヤるか…?」
吹 「こ…ここで…?///」
豪 「…嫌か…?」
俺がそう聞くと吹雪はフルフルと首を振っていた
豪 「…シようか…」
吹 「うん…///」
─