英才の拾い物
□拾い物とお手伝い
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「失礼しまーす、朝餉ですー」
「あ、ありがとう!」
入った部屋には笑顔の綺麗な女の人。
「初めましてだよね?この城に人間なんていたんだ!」
「え、あ、はい、三毛です。」
「三毛ちゃん!あたし、ねね。よろしくね。」
「あ、はい。」
明るい人だ。…ん?ねね?
そういえば清正さんがおねね様がどうこう言ってたけどそのねねさんかな。
にしてもなんだか派手な人だ…。肌の露出とかすごい…。
あ、朝餉渡さないと。
「はい、これどうぞ。」
「どうして三毛ちゃんはここにいるの?」
「え」
そんな率直に聞きますか。
というか話の展開が急すぎませんか。
「えっと、ここのとある人に拾われまして」
「へぇ、人。人間なんだね?」
うわ、鋭い。
「あ、はい。」
「そっか。他にも人がいるんだね。」
「はい。えっと、」
「あ、他のところにも朝餉頼まれてたりするのかな?引き留めちゃってごめんねぇ、」
「あっいえ、全然大丈夫です!!」
あわわしょんぼりしないで、そんなことで、
とりあえずねねさんに大丈夫な旨を伝え、元気に朝餉を食べ始めたねねさんを確認してから次へ。
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