英才の拾い物
□拾い物とかくれんぼ
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一人の妖魔さんについて行くともっと大きな妖魔さん…と、三人の男性。
「来たか、遅いぞ!!」
「それが、鍾会がいなくて…。」
「で、そこのが代わりか?」
「あっよろしくお願いします!!出来ることを頑張ります!!」
「あ、ああ…。」
しっかりと挨拶をすると少し引かれた。
大きな妖魔さんは私を呼んできた妖魔さんとなんだか話をしはじめた。
私は三人の男性を改めて見る。
反抗した痕が体のいたるところにあるあたり、捕虜か何かだろうか。
「おい…おい!!」
「あっはい!!」
しまった、この三人の男性を見すぎてた!!
「これから指示するところにこいつらをつれていってもらう。」
「あっすみません、まだここのことよくわかってなくて…。」
「こいつも付き添わせる。」
大きな妖魔さんは私を呼んできた妖魔さんを指差した。
「あっじゃあ安心ですね!!」
本当にほっとした。私絶対迷う自信あったし…。
安堵していると縄を渡される。
「絶対に逃がすなよ。まぁ…逃げられないと思うが。」
「了解しました!」
しっかりそれを受け取ると私を呼んできた妖魔さんが歩き出したので私もそれにならう。
三人の男性も、無理矢理捕らえられたと推測するわりには特に抵抗もせずについてきた。
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