英才の拾い物

□拾い物の男装
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「…見付からなかった、だと…?」


様々な書に目を通した。

そこから手懸かりがあるかと神話などにまで手を出したというのに。

ふと、うっすらと外が明るくなっているのに気付く。


「な…!!日の出…!?」


しまった、探すのに必死で一睡もしていない!!

あの女を拾ったのはやはり私がついていなかったからということなのか…!?

…とりあえず落ち着こう。

さて、日も出てきた。これから寝るのはおそらく無理。

あいつを起こすにしても早すぎる。

…書をまずは片付けるか。


「全く…。」


なぜ私があのような女の為に徹夜しなければならないのだ…。などと思いながら書を片付ける。

眠たいが、そんなことは言っていられない。


「さっさと片付けてあいつを起こす。」


ほぼ八つ当たりだが事実あいつのせいだ。

それにずっと寝ているのだそろそろ起こしても問題などないだろう!!








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