Be quiet!!!!

□お買い物しました。
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「適当に店員さんに服選んでもらってきてくださいますか。」

「な、」

「貴様・・・」

「光、それはちと無理があろ。」


吉継さんに言われた言葉にそれもそうかと少し悩む。

しかし私にセンスと言うものはない。いったいどうしたものか。


「とりあえず一緒に入りますけど、私選べないので・・・。」


まぁうんここで言い合っていても仕方ない。


「いいや、入りましょう。」


--


「アニキは紫、家康は黄色、政宗はもちろん青。こじゅ・・・うーん、茶色?いやいやまず茶色が無い。」

「honey,歯磨き粉ってのはこいつでいいのか?」

「あ、それそれありがとう政宗。」

「海、眼帯あったけどよう、何個くらいいるんだ?」

「最悪の事態も考えて365個は欲しいね・・・二人で730個?くらい?」

「金足りんのかhoney,」

「う、うむ、あたしも不安。」


--


「吉継さんのはよそで買うから・・・あ、この二人適当にコーディネートしてもらえますか、着回しのできる、できるだけ簡単に着れるので。」

「はい、かしこまりました。」

「あとこの写真の三人、えっと、この二人は身長180くらいで、こっちの人は190はある・・・かな?」

「何着ほど・・・」

「・・・上下四、五着あればいいですかね。」

「かしこまりました。」


--


「食器は分かりやすく家紋でどうよ。」

「待てhoney.小十郎はどうすんだ?」

「こじゅは政宗のの色違いでいいんじゃない?・・・ほら、ちょうど茶色いのが。」

「家康は葵の紋・・・と。ほら海、持って来たぜ。」

「ありがとうアニキ。」


--


「この蝶々の着流しよくないですか、色も控えめで。」

「ふむ、なかなかよき色よ。」

「この輝かしい日輪の着流しが良い。」

「え、元就さんも着流しが良かったんですか?」

「刑部・・・!!見ろ、秀吉様の紋が、我ら豊臣の紋があしらわれた着流しだぞッ!!これだ刑部!!これを着るべきだ!!!!」

「うん三成いったん落ち着こう。」


--


「!、honey,あれ。」

「ん?あ。光たちだ。そういえば向こうは来てない人たちの服どうやって・・・あ、メール。」

「お、こっち向いたぜ。」

「・・・写真、その手があったか。なるほど。・・・撮ってたっけ?」

「honey,なんだか知らねぇが溜息吐かれてるぜ。」

「え、くっそ、なんか腹立つ。」


--


「食器は家紋かなー。三成豊臣の家紋にする?」

「!?い、いいのか、」

「むしろ君は豊臣の兵なんだからそれを使用して何が悪いんだ?」

「光、問うてやるな。」

「吉継さんはどうしますか?」

「光、真田は如何する。」

「あ、幸村は・・・ううん、どうしましょうか。とりあえず六文銭にしときましょう。佐助は武田のでいいかな・・・。」

「そうよなぁ・・・然らばわれもわれのでよかろ。丁度あるゆえ。」

「黒田と我のは持ってきたぞ。しかし・・・何ゆえ黒田のものまだあるか・・・。」

「流行というものはすごいですよねぇ。」

「秀吉様ッ・・・豊臣の紋のこの食器でッ・・・食事をする許可を私にッ!!!!」

「よし三成落ち着こう。」


--


「この二人のコーディネートお願いします、(黄色い視線が、声が、)」

「かしこまりました。」

「それで、あの、この写真の二人のもお願いしたいんですけど、」

「はい、ええとサイズは、」

「え、サイズ?ああ、二人とも身長180はあるかと・・・あとは、その・・・うーん・・・理想的な体系です。」

「り、理想的、ですか、」

「出来るだけ着易いので・・・それを上下四、五着あれば・・・。」

「か、かしこまりました。」


--


「歯ブラシかぁ・・・元就さんは緑、吉継さんは・・・うーん、透明?三成は紫で幸村は赤、佐助と官兵衛さん、はー・・・」

「光、はみがきこは何本いるんだ。」

「え、買いだめするから三本くらい?うーん、歯磨き粉って買いだめしていいんだっけ?」

「光、同胞がおらぬが。」

「えっ!!!!????な、え、嘘、ど、どこへ、いずこへ消えたんです元就さん!!!ちょっと吉継さん見てませんかどこへ消えたか!!」

「さぁ・・・皆目検討もつかぬなァ。」

「え、なんでにやにやしてるんですか、知ってるんですか!?まさか私を焦らせて楽しんでるんですか!?」

「光、はみがきこを三本もってき・・・どうした?何を錯乱している?」

「も、元就さん知らない?三成、」

「貴様が入り際に説明した厠に向かって歩いていった。」

「え、よかった・・・厠・・・なんだトイレか・・・。くそう一声かけてくださいよ元就さん・・・。」


--


「服が一番かさばるね・・・。」

「家康と右目の分もあるからなぁ。」

「む、貴様らここで何を、」

「げ、毛利、」

「げ、とは何ぞ。しかし・・・光たちを見ておらぬか。」

「見てないけど・・・!?迷子!?」

「迷子ではない!!!黒田と一緒にするな!!!!!」

「あ、ご、ごめん、じゃあ向こうが迷子?」

「いや、ふむ・・・今回は我に非がある。と言っても良い。古池、光と連絡を取れ。」

「なんだこの上から目線・・・!!!」







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