Be quiet!!!!
□みなぎるわんこと三毛ねこさん
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「そういうわけでお披露目」
「某、真田幸村と申す!」
「猿飛佐助だよん。・・・あれ、知ってるんじゃなかったっけ。」
「うん知ってる」
海ちゃんを呼んでさっそく会議。
幸村と佐助には早速着替えていただきました。
で。
「何かある?」
「何も無いでござる!」
「でしょうね。」
今回も収穫無しでござる。あ、うつった。
とりあえず幸村は政宗さんを見てうずうずするのをやめて欲しいし、政宗さんと小十郎さんに関しては三成を睨むのをやめて欲しいし。
三成は家康を見てぎゃんぎゃん喚くのをやめて欲しいし。
とりあえずここでは仲良くしていただかなければならぬ。と、言うこと(今更)を痛感。
海にちらりと視線を送るとこくりと頷いた。同じ事を考えていたらしい。
「まぁえっと。」
「よく考えてみたら、ね?」
「どうしたhoney。」
「そちらの事情は知ってるし。」
「わざわざ仲良くしろなんて野暮なんだろうなとは思うんだけど。」
「えっ、そうくる?あ、いや、えっと。うーんと、仲良くしろとまでは言わないので剣呑な雰囲気だけ何とかしてもらえませんかね。」
「「「「「「「「・・・。」」」」」」」」
都合が悪いと黙るのはやめたまえ。
「そうは言えどもそのうち帰るのであろ?」
「え、ああ、はい、帰してあげたいです。」
「情が移れば厄介よ。どのような時代から来ているかはぬしにもわかろ。」
「ええ、と、はい。」
「なれば馴れ合いは無用よ。そうは思わぬか。」
「思いますね」
「おい、何納得してんのあんたって子は。」
でもでもだって、いやでも。
「でもですね、ここはそちらじゃないんですよ、簡単に人は殺せないし、憎んでいたって辛いだけだし、ええと。」
「郷に入っては、か。」
「そうですそうですお願いします三成を諌めてください。」
「ふむ。」
「佐助も心をいったん切り替えてみよう。幸村も向こうとは違うってことを考えてね。官兵衛さんはまぁいいや。」
「!?な、なぜじゃ、」
「じゃあ政宗とこじゅも三成睨むのやめなさい。あと家康は・・・安易に三成の前に出ない。」
「え、ワシのせいなのかその辺は、」
「他に誰のせいだt「はい光黙ろうか。」
はっ、つい口が、いけないけない。
「じゃあそんな感じでお願いできる?」
「Ah・・・honeyの頼みなら仕方ねぇな。」
「・・・政宗様が、そう仰るなら。」
「まぁ、ワシも協力するよ。」
「三成を諌めるのは任された。」
「・・・私は、」
「じゃあ小生もそれに手伝うか。」
「某っ!出来る限りやってみまする!」
「・・・あー、まぁ、いっか。わかったよ。」
おっみなさん協力的。一名除いて。
「・・・三成」
「私は、・・・許せない。」
「許せとは言ってないよ。」
仕方の無いやつめ。
「一時休戦ってやつだよ。」
「・・・。」
「私のためにとは言わないからせめて吉継さんのためにさ。」
「?われか。」
「はい。えっとね、三成が暴れると吉継さんの寝るところが無くなるからーってことで、どうよ。」
「どうよってお前さんな、」
「・・・。」
「納得いかない?」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・わかった。」
「よし!じゃあそんなこんなで皆さん一時休戦お願いしますよ!」
元気良く返事が返ったのを確認してとりあえず海と視線を合わせてほっとする。
私は史実には逆らえない人だけど、海は平和主義だもの。
きっとこのまま、帰っても仲良くして欲しいと、思っているのだろうなぁ。
それを難しいと思う私は、冷たい奴だろうか。
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帰ってくると同時に政宗がコントローラーを握るのであたしは納得がいかない。
ちょっとやりすぎじゃないですか?目がしぱしぱとかしないのかな。
「政宗様、お顔が近うございます。」
「そうだぞ独眼竜!海が決めた範囲を超えてる。」
「Ah?おお、sorry。」
ていうかもう・・・問題児が一人で助かる・・・!!
なんか可愛いし!ちくしょう!
あれ、そういえばあの子ちゃんと考えて色んなのこっちによこしてたのかな。
三成は家康嫌いだし、政宗とこじゅは三成恨んでるし。
幸村はうずうずするし?
・・・いや、考えすぎかもな。あの子に限ってそんなこと。
でも、ああ見えて色々考えてる子だもの。
・・・でも、二人も向こうが多いし、無理して無いといいんだけどね。
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