MobileVitamin!!
□その19
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「じゃあお昼は一緒にしようか。」
「早めのほうがいいかな。」
「そうだね。早めにしよう。十一時にこの柱に集合でどう?」
「了解!!なぁなぁ杏!!早く!!!!」
「待ってって一くん。じゃあ、なんかあったりしたら連絡取り合おうね!」
「ん、了解。」
「朋!!早くしろ!!まずはあれに乗るぞ!!」
「充電たっぷりで元気も満タンだね翼・・・。」
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の、わりには。
「なんでこんな幼稚なのばっかり。」
「幼稚か?」
「うーん、周りの年齢層を見て欲しいというか。」
「っ!!」
「ま、翼が・・・楽しいなら、いいよ。」
くすり、と笑うとなんだか嬉しそうな翼。
・・・あ。人間扱いしちゃってる。私としたことが。
まぁ、いいか。翼も私を気遣って頑張ってくれていることだし。
少しぐらい。
「ほら、よそ見しない。」
「っ、・・・朋、手、」
「嫌だった?」
「そんなわけあるか!」
ひょい、と手を掬ってつかむ。
・・・あ、これ子ども扱いに入るかも。
まぁいいか。なんか満更でもない様子だし。
「ねえ、私マグカップ乗りたい。」
「メリーゴーランドは?」
「あー・・・後で。」
流石にメリーゴーランドはきついです・・・ごめん翼・・・。
せめて乗るなら、馬車にしてね・・・。
MobileVitamin!!
なんとなく幼稚なイメージ真壁。
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