other!!

□とある昼下がり
1ページ/1ページ

※変態セクハラおやじ松永さんです。


「あつい」

「そのわりにはもっとアツくしてほしそうな格好だが。」

「やだ、変態、覆い被さるんじゃない暑苦しい、」


縁側でだらりとしていたら厄介なお方に見付かってしまった。主君だけどこの人苦手。

「未知なる卿云々」と言われて拐われた私はとにかく武が奮えればなんでもよかったので今はこの人の下で働いているが間違いなく選択を間違った。

沢山の性的な嫌がらせ(伊達の独眼で言えばせくはらとかいうやつ)を何度も受け、すっかり苦手人物に。ていうか嫌いだわ無いわー。

また暑いというのに浴衣でだらだらの私の上に覆い被さって楽しそうににこにこにやにや…嫌そうな顔で応戦すればつつつと指が腿を這った。うへぇ。


「っうぇ、」

「もう少し色気のある声が出せないのかね。」

「暑いから無理です」

「褥の上では色っぽいというのに」

「夜は涼しいでしょう。…ひ、きもちわるい…」


会話しながらも動く手につい本音が。それでも動じないのが変態である。我が主君である。

誉め言葉として受け取っておこう、などとにこやかに吐いて浴衣の帯に手をかけた。むっ、やらせてなるものか。


「いつからそんな時と場所をわきまえない方になったんです」

「昼下がりからだらしのない卿が悪い」

「おや責任転嫁にも程がありますね」

「それに、卿は夜までそれでいてくれるのか?」

「は?」


本当に私が悪いかのように視線が降る。私悪くない。というか何、浴衣なんていつも着てるでしょう、意味わかりませんけど。寝間着でするのは嫌とでも?

とりあえず首をかしげた。すると顔が近付いてくる。耳に口を近付けて、止まる。息がかかった。つい、びくりとする。


「たまには寝間着以外で乱れる卿が見たくてね…」


低めの声にまたびくりと。それから軽く耳たぶを噛まれて変な声が出た。くそ。


「そう、それだ。」

「再起不能にするぞ退け」


また耳の近くで話す主君の股間に膝を当てる。反応するな嬉しそうにするんじゃない指鳴らすぞ真似するぞ爆破するぞ些末些末ー!!

とりあえず暑かったし鬱陶しかったのでそのまま本気で蹴りあげたら動かなくなった。とりあえずどかした。風魔とおやつでも食べようかと思う。













とある昼下がり

(夜は…覚悟していたまえっ…)
(うわっ寒気した)













セクハラ変態おやじな松永さんも好きです。無双の方の松永さんも気になります。お金がありません。



2014/07/03

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ