other!!
□凶王と!!
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………知らない天井だ……。
…あれ?
…知らない、三成、だ。
「起きたか。」
喋った!!三成喋った!!いや当たり前か、あれ、なんで、三成、
「…敵陣でそこまでぐっすりと眠れるのならば間者では無いようだな。」
「あ、え、」
ああそうだ、私、なんかわからないけどBASARAの世界に来たらしくてなんかわからないけど拷問されて、
ああ、私気絶したんだっけ。
「…それで、貴様は何故彼処に居たのだ。」
「あ、あー…。」
結局、説明しなきゃいけないのか…。
「実はですね…。」
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「…頭を打ったか…。」
「え、ひどい、いや、覚悟の上ですけど、」
頭を打ったは言い過ぎだし、三成にそんなこと言われたくないし、
ともかく。
「住む場所も無いので住ませてください。」
「今の話を聞くとそうだろうな。」
「信用してくださいませんか。」
悩むような仕草。直後、射抜くような視線が私のものと絡まった。
「貴様は私を裏切らないな?」
うぎゃあああ来たよ三成お得意の私を裏切るなだよ
でも今この世界じゃ頼りになるのは始めに会った三成だけだもん仕方ないよ、約束しよう。
「裏切りません。」
とりあえずなんかお腹痛くなってきたけど真面目な顔してそう答えるとぽん、と頭に手を置かれる。
…えっと、はい?
「ならば好きにしろ。」
きょとん、とすると三成は部屋を出ていった。
…私、これからどうしたらいいんだろ。
凶王と!!
(幸先不安すぎて死にそう、)
最近友人様とBASARAしすぎて死にそう。
2013/03/27