other!!
□happy merry Christmas!!
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翼は変わった。たった一年で。
婚約をして、何年たっただろう。彼の、こんなに自信無さげな顔は初めて見る気がする。
クリスマス。場所は翼の部屋。
こんなシチュエーションも、変わったと思わせる材料の一つだ。
そっと差し出されたのは不器用ながらにもかろうじて形がわかる、…飾り花。
それを受け取って彼の顔を覗き見れば、未だに自信無さげな顔だ。
そんな顔のまま、翼は口を開く。
「…俺が作った。」
「えっ」
その一言にぱっと目線を飾り花に戻す。この、不器用の塊を、翼が作った？
きょとん、としながらも、翼が作ったということは事実だとわかった。
照れ臭そうに反らした目線が、真実であると言っていた。
すると急に愛着がわいてきた。ああ、この酷く言えば握り潰したティッシュペーパーを、翼が作ったと思うと。
抑えきれず、笑みが漏れる。
翼が『作らせた』物は沢山貰ってきた。お前のためにと。お前が喜ぶと思ってと。
けれど、翼が『作った』物を貰ったのは、初めてだったから。
「ありがとう。すごく嬉しい。」
「…!!」
翼の顔が安堵の色に染まる。
「やはり…手作りと言うものは嬉しいものなのか？」
「勿論。特に、好きな人に作ってもらったものはね。」
そっと笑いかけると翼に抱き締められる。
「作った甲斐があった。…３日かかったからな。」
「え」
この部屋が飾り花だらけであったことを聞いて、翼の不器用は筋金入りだと思った。
happy merry Christmas!!
(私も手作りにしたほうがよかった？)
(ん？手作りなら、料理を貰っている。no problem.)
(…そう？)
(ああ。)
寒い
翼「だろうな」
クリスマスネタ
翼「そうだな」
不器用翼可愛い
翼「フッ…so cuteだろう俺は!!」
うんうん可愛い
翼「まぁとにかく…読んでくれたこと、感謝しよう。Thank you.」
ありがとうございました!!
2012/12/24