りくえすと

□逢い引き
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「出掛けませんか。」

「え?」


--


ありがたい話だ。とても急だったので断られるかと思ったのに。色々な陣営の人達と話していて忙しいかと…思っていたのだが。

まぁ郭嘉殿は優しいのが取り柄だ。いや、そんなことないのだけど。うん。頭がいいのが取り柄なんだろうけど?


「それで、突然どうしたのかな?」

「…いえ。何となくです。」

「何となく?」


何故だかわからないけれど、色々あって…もうすぐ帰るような気がして…。

帰ったらこんな暇もないような気もして…。

そう考えたら、


「郭嘉殿との時間が欲しかっただけです。」

「え」


…なんだか今日の郭嘉殿は鳩が豆鉄砲くらったような顔をよくするな。そんなに私の言ってることは変だろうか。


「それはええと、こちらのいいように受け取っても…?」

「は?」

「焼き餅かな?」


…焼き餅…。


「…うーん、少し違うような、」

「ああよかったいつもの貴女だね。」


何ですそれは。私が普段から一緒に居たがったら変なんですか変なんですね?


「…変ですか。」

「いや、とても可愛らしいと思うよ。」

「一緒に居たがったら気味悪いですか?」

「まさか、願ったり叶ったりだよ。」


あっなんか腹立つ。でも、ああ、もう少し。


「…向こうの木まで歩いたら休憩しましょう。」

「…遠くないかな?」

「普通です。」


このままで。













逢い引き

(こうやって隠れて抜け出す必要ないと思うよ?)
(隠れているほうが楽しいでしょう。)
((貴女の趣向は難しいね…。))













郭嘉さんと言えば死ネタしか浮かばない、何故だ、←

10000hitありがとうございました!!



2014/02/28

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