短いの2

□貴方亡き世に
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鍾会様には笑っていてほしいのだ。

それが私の生き甲斐であり信条なのだ。

滅多に見れないものだけど、それでも私は。

鍾会様の笑顔のためだけに、私は。

今まで傍を走ってきたのだ。


「鍾、会…さま?」


これからもそのつもりだったのだ。


「うそ、だ、こんな、そん、な」


たとえ誰を貶めても鍾会様だけは守るつもりだったのだ。

ずっと、傍を走るつもりだったのだ。

なの、に。

目の前に広がる光景はそれがもう出来ないことを私に知らしめる。

倒れる鍾会様に、辺りに飛散した血液に。

一粒涙が溢れて鍾会様の頬に落ちた。

ぴくりとも動かない。


「…笑顔が、」


そっと頬に触れる。笑顔が無い。私の求めた笑顔が。

またぼろぼろと涙が溢れはじめる。もう見れないんだ、笑顔が。

鍾会様の、笑顔が。あの笑顔が。

溢れた涙が止まらない。拭っても拭ってもいくらでも溢れてきて止まらない。

鍾会様、鍾会様、私、これからどうしたらいいんです。貴方がいない世に、貴方の笑顔の無い世に、どう生きていけと言うんです。

これから私は何を、何の傍を走ればいいんです。

貴方以外の傍で、走れなんて言うのなら、私。


「あなたと、一緒、に、たちどまります、」


だからまた次、共に居れたら、どうかまた傍を。













貴方亡き世に

(わたしはいらない)













ええと、鍾会さん微塵も喋ってないどころかおなくなりに、

鍾会「お前…」

すいませ、たまには鍾会さんが死んでるの書こうと思ったらなんか書き始めた時点で死んでました、

鍾会「おま、お前…!!」

だって史実じゃ部下に切られてとか書いてあるから、病死じゃないし、なんかこう、話す時間もなく、

鍾会「お前…もっと計画性を持て」

はいすみません

鍾会「それでは読んでくれたこと、礼を言う。」

ありがとうございました!!



2013/07/22

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