短いの2
□貴女の笑顔は。
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「鍾会さん、鍾会さん、」
「ん、…ん?」
ちょこんと私の横に座る少女は誰の子だったか。
誘われて外に出たはいいが上司の誰かの子ということ以外わからない。
呼ばれてそっと視線を向けるとぱあっと花のように微笑んだ。
「みてみて、」なんて花の冠を差し出して、またにこにこと笑う。
それに「すごいですね」なんて興味無さげに返すとすこし困ったような顔をした。
「あのね、鍾会さん、これ、」
「私なら、もっと上手く出来ますよ。」
「っ!!ほんと!?」
ついぽろっとこぼれた言葉を聞き逃さずに彼女は飛び付いた。
作った花の冠などどうでも良さげにくしゃりと胸の前で手を握りしめている。
それをすこし、勿体無いと思いながら、言葉を紡ぐ。
「英才教育をうけた私ですよ?この程度、対したことありません。」
「わ、つくってくれますか、鍾会さん!!私、ここのところがどうしてもうまくいかなくて…。」
握りしめた手の中の花の冠は確かに一部ほつれている。
しょぼん、と肩を落とす彼女。その手からそっと花の冠を奪う。
「仕方ないですね。」
そうぼやきながらするするとほつれている部分をほどく。
そっと直して形を整え、彼女の頭に乗せてやると、ぱあっと再び微笑んだ。
「ありがとう鍾会さん!!」
えへへ、なんて言って笑った彼女に「どういたしまして」なんてぶっきらぼうに視線を空に移して言うと頬にふと感触。
ぱっと彼女の方を見ると、
「ありがとうのしるし!!」
なんて笑顔で言われて、顔に熱が集まった。
貴女の笑顔は。
(…何も言えなくなる…。)
(?)
わぁい鍾会さんアリコン(アリスコンプレックス)
鍾会「は?」
少女に欲情
鍾会「してないだろうさっきのはどう見ても」
はいすみません調子乗りました。
鍾会「久々の更新がこんなものでわる…何故私が謝らねば…」
あっそうですね私が謝りますすみませんでした
鍾会「…そうだ、私は礼だ。読んでくれたこと、礼を言おう。」
ありがとうございました!!
2012/11/19