短いの2

□拍手だったもの
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「その髪って癖毛?」

「はぁ?私に癖などあるわけがないだろうこれは毎日…」


とある日にとある疑問を投げ掛けたところ小一時間語られるという嫌がらせをうけた、いや、現在進行形でうけている。

止める手だてが見つからないからとりあえず思ったことをまた呟いてみた。


「あれ?じゃあ普通にしてたら髪の毛さらっさらなの?」

「…当たり前だ。」

「光秀みたいに?」

「今光秀は関係無いだろう。」


いやたしかにそうだけど。


「…見てみたいかも。」


その一言に鍾会さんは目を見開く。頬も少し赤い。そして黙った。なんだこれは。

かと思ったら「急用を思い出した」とか言ってどこかへいった。

…このときから悪い予感しかしてなかった。


次の日

当たり前のように起きてくるとトウ艾さんが唖然としている。

どうしたのかと訪ねると目線の先を指差す。

…悪い予感があたった。

鍾会さんの髪がさらっさらだ。何したんだあの人。

そんなことを考えながら昨日のことをトウ艾さんに話した。


「まさに鶴の一声…。」

「やめてください…私が悪いみたいじゃないですか…。」





お前が見たいって言ったから!!


(わざわざやってやったんじゃないか!!)

(ようするに癖毛だったんですねごめんなさい…。)



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