たかこの部屋
□なんで?どうして?
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ほんとに急だった、何を突然言い出すのかと。
なんの脈略もなく。というのも会話すらしていなかったのだが。
「知らねえよ、ンなもん」
「えー、アナ知りたーい」
なぜか執拗に聞いてくるアナ。
お前の方が綺麗じゃねえか。と口にでそうになったがなんとか飲み込む。
こいつは男だと自分に言い聞かせながら。
「んー…じゃあなんで、カイトの顔はそんなに赤いの?」
「…っ!?」
いつのまに赤くなってたんだ!?と慌てるカイト。
その様子を見ていたアナが一言。
「アナが思うに、カイトって可愛いんだな」
「はああ?!」
何いてるんだこいつ、お前鏡見たことあんのか?お前の方が(ryとか、言いたくなったが次のアナの言動によってカイトはさらに動揺することになったのだ。
「カイトはアナのこと、きっと意識してるんだな。」
「はあ!?おま、なな何言ってんだよ!男だろ!?」
頬を赤く染めて狼狽えるカイト。
「大丈夫、きっと両思いなんだな」
「あのなぁ、何がだいじょ…う、ぶ…
ってええええええええええええ!!!?」