リボーン

□05人生何があるかわからない
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『日本ッッ!』


テンションが高い
高くて当たり前だ
やっと、やっと日本に帰って来れたんだ(一時的)


なぜ日本に帰ってきたかというと
脱走したのではない
ちゃんとツナさんの許可は得た


この一時帰国には理由がばりばりある
ちょいとばかし賭け事をしている
勿論ツナさんと。
もしこの賭けに勝てば使用人を卒業
車の修理代は寿祝いとしてチャラにしてやると
だが負ければ今まで通り使用人+今回の仕事サボりの分の罰金を要求された
・・・金額気になるんですが
とりあえず触れないでおいた



『とにかく勝てばいいことだ』

「俺は『獄寺さん!言っておきますけどこの賭け勝つ自信ありますから!ハッピーライフを送るんです!』

「わかったわかったから、そのドヤ顔をやめろ 殴りたくなる」

『ちょ!女の子に手を挙げるのは厳禁ですよっ!!』

「俺は一度もお前を女だと思ったことはない」





何を賭けたかというと、この前彼氏から``大切な話´´というやつだ

自分で言うのもなんだが、絶対に結婚話だと思ってる
でもツナさんは絶対にそんな事はない。自分で言ってて良く恥ずかしくないのかと、言ってきやがった

で、今日それを確認すべく遥々イタリアから来たというわけだ
獄寺さんは用事がてらに一緒についてきてくれた



「んじゃ俺は用事があっから終ったら電話入れろ」

『はーい』


その場で獄寺さんと別れ、私は彼といつも待ち合わせしている場所へ向かった


昨日、ツナさんに没収されていたケータイを取り戻し半年ぶりに彼にメールをした
返信は数分も経たないうち返ってきて


``いいよ。いつもの場所でねっ☆´´

との一行文

でねっ☆なんて使うはずもない彼に
不審を感じたが深く考えず
頭の中で彼とのハッピーライフを妄想した






いつの間にか約束していた場所に着き

私の視界に入ってきたのは
半年ぶりにみる彼の姿

その姿をみて どこか安心する
やっとあの使用人生活が終るのかと思えば、涙が溢れてくる

一瞬、脳裏にツナさんの
満面の笑みが過ぎった
何だ今のは


ツナさん、そしてその他諸々の皆さん
さようなら、使用人というもう一生することはない体験をさせていただきありがとうございました




私は待っている彼の元へ走った




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