リボーン

□01 何かと生きてます
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脱出計画を立てていた


この馬鹿でかい屋敷から
逃げたすために・・・



『私は諦めないわ!ここで諦めたら人生を諦めたようなものよ。脱出の為なら放火だろうが何だろうがやってやろうじゃないの!』

握り拳を高々と天に挙げた


決まったっっっ!!



「まだんな事考えてんのか諦めろ、早く洗濯干せ この馬鹿!」

と同時に後頭部にスパーンと
平手打ちが入った


『ちょ、なんですか!痛いじゃないですかいきなり!しかもこんなか弱い女の子に!暴力反対ぃぃぃい!!』

「黙れ 騒ぐな うるせぇ」



みなさん聞きました?
これが私に いや、こんな痛いげなか弱い女の子に言う言葉ですか?
これだから獄寺さんは
これ(女)が出来ないんですよ
イケメンだからって余裕ぶっこいてるんじゃねーって話だ
てやんでい!
こんな調子じゃ万年独身生活ですね
孤独死ですよ



「その言葉そのまんま返してやるよ」

『は!心の叫びが!いやそれよりも本当の事をいったまでですよ 心配してやってんだ はっはー』

「っ!!んだと コラァァア」

今の言葉でブチ切れた


ダイナマイトを両手に
鬼の形相で追いかける獄寺さん


怖いかって?
全然。こんなの序の口さ
だってこの人よりもっと
もっともっともっともっと
何百倍も怖い人がいるから


あ、ほらほら目の前にいた。
すんごいにこやかに笑ってる


「楽しそうだな」

ピタリと獄寺さんと一時停止

体全身から嫌な汗が
ヒタヒタと吹き上げてくる



こいつだ。
私が一番この世で恐れている人
いや、もはや人ではない
悪魔でもない
このお方に相応しいのは
大魔王ぐらいだろうか
うん、しっくりきた 大魔王
これから大魔王と呼ぼう そうしよ


「相変わらず減らず口だな」

大m・・・ツナ様は
私の頬をグニッ、と摘まむ


『めめめめめ滅相もございません、ツナ様!ホホホ、ではまだ洗濯が残っているもので ごきげんよう!!』


スタタタタタタ!!

話す隙を与えず足早に去った



『ハァハァハァ・・・き、今日任務じゃなかったの?!』

息を切らしながらポケットから
`ツナ様任務帳´とでかでかと書かれた
手帳を取り出し慌てて確認した






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