リボーン

□01 何かと生きてます
3ページ/3ページ



あれから雲雀様にどうかツナ様に
言わないでくださいと、何回も床におでこを擦りつけながら頼んだ
だがあの雲雀様だ。
一筋縄ではいかないのは当たり前


『どうか!雲雀様っ!』

そんな彼はというと`ふわーぁ´と
大口を開け暢気にあくびをかます


泣きたい ガチ泣きしてもいいかな
いや、泣こう
涙は女にとって最高の武器だ


瞬きを我慢し必死に涙を溜めた

あと少しあと少しあと少し

`でる!´ってところで

両肩にポンッと手が置かれた


肩に置かれた手にグググ・・・と力が込められるのがはっきり嫌でもわかった



ああ。なんかメキメキ言ってる
もうこれで大好きな山本さんと野球ができなくなるな

後ろを振り返れば・・・


大魔王ツナ様 降臨。

笑っているけど目が全ッ然笑ってない
あの目をみたら即死だ



瞬き我慢するとか、そんなんじゃなくて まじで本当の涙が溢れ出した




「俺の部屋行こうか?」



出た、死刑宣告。

俺の部屋行こうか=お説教



首根っこをがっちり掴まれ
大魔王ツナ様の部屋へと連行された






01何かと生きてます


.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ