臆病兄弟。
□入学式
1ページ/3ページ
こんにちは。皆のヒーロー、駿です☆
…………。
…いや、その、ちょっとふざけすぎちゃったっていうか…。
…ハイ、スミマセン、調子のってスンマセン…。
改めて、俺は蒼桜 駿だ。
そして、俺の隣にいるのは…
「スピーーー。…グゴッ…スピーーー。(眠)」
…おいいいい!!
何寝てんだよ!今、入学式の真っ最中だろ!?
…あ、見てる、先生たちめっちゃこっち見てる!!
特にあの怖そうな美人先生!睨んでる!!睨んでるよ俺らの事!!(汗)
「…おい!起きろよ!(小声)」
「…うん、ラーメンは麺なしでいいから…。…あ、メンマも海苔も、卵もつけないでいいよ…。ムニャムニャ」
「…え!?ラーメンの麺無しで、メンマも海苔も卵もつけないと、スープだけじゃん!!それだったら俺のラーメンのスープでいいんじゃ…。…じゃなかった!おい、起きろ、潤!」
「…え、だからチャーハンは米なしがいいんだって…。…え?うなぎ?じゃあアイスに乗っけといて…。」
「待って!ツッコミが追いつかないからちょっと待って!…じゃねーよ!おい!いい加減起きろ!!(殴)」
「(起)…ん?…あ、大将、もうラーメンとうなぎ汁出来たの?はやくね?」
「大将じゃない!俺、駿!寝ぼけすぎだ!てか、うなぎ汁って不味そっ!」
「……。あれ、駿。どしたの?」
「いや、お前が『どしたの』だから!」
「??…それよりさ、駿、」
「ん?どした?」
「もう入学式終わったっぽいよ☆」
「え?……。誰もいねええええええ!!」
「早く俺たちも教室にいかなきゃね!」
「ああ!いくぞ、潤!」
「アイ・サー☆」