臆病兄弟。

□入学式
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こんにちは。皆のヒーロー、駿です☆

…………。




…いや、その、ちょっとふざけすぎちゃったっていうか…。

…ハイ、スミマセン、調子のってスンマセン…。


改めて、俺は蒼桜 駿だ。

そして、俺の隣にいるのは…


「スピーーー。…グゴッ…スピーーー。(眠)」

…おいいいい!!

何寝てんだよ!今、入学式の真っ最中だろ!?

…あ、見てる、先生たちめっちゃこっち見てる!!

特にあの怖そうな美人先生!睨んでる!!睨んでるよ俺らの事!!(汗)

「…おい!起きろよ!(小声)」

「…うん、ラーメンは麺なしでいいから…。…あ、メンマも海苔も、卵もつけないでいいよ…。ムニャムニャ」

「…え!?ラーメンの麺無しで、メンマも海苔も卵もつけないと、スープだけじゃん!!それだったら俺のラーメンのスープでいいんじゃ…。…じゃなかった!おい、起きろ、潤!」

「…え、だからチャーハンは米なしがいいんだって…。…え?うなぎ?じゃあアイスに乗っけといて…。」

「待って!ツッコミが追いつかないからちょっと待って!…じゃねーよ!おい!いい加減起きろ!!(殴)」

「(起)…ん?…あ、大将、もうラーメンとうなぎ汁出来たの?はやくね?」

「大将じゃない!俺、駿!寝ぼけすぎだ!てか、うなぎ汁って不味そっ!」

「……。あれ、駿。どしたの?」

「いや、お前が『どしたの』だから!」

「??…それよりさ、駿、」

「ん?どした?」

「もう入学式終わったっぽいよ☆」

「え?……。誰もいねええええええ!!」

「早く俺たちも教室にいかなきゃね!」

「ああ!いくぞ、潤!」

「アイ・サー☆」
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