Novel V

□絶対命令
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「悪くないで。…やっちゃんも乳首舐めて欲しい?……舐めたろうか?」
ニヤニヤと笑いながら、hydeはオレの返事も待たず、舌を寄せる。

「……ん…」
最初はくすぐるように、そっと触れてくる。
「hyde…、くすぐったい……」
「ふふ…、くすぐったいとか言うわりに…、感じてるんちゃうん…?」
胸元でhydeが笑うと、湿った吐息が揺れる。
スースーと冷える感じが堪らない。
下半身にまた、血が集中する。

「…ん…、やっちゃ…」
熱くなった股間に、hydeも同じように熱くなったそこを擦り寄せてくる。
お互いの熱に引きずられるようにして、どんどんと熱が上がっていく。
「…やっちゃん…。おしりも…舐めて…?」
動きを止めたhydeは、自らオレの方に尻を向けて四つん這いになった。

「ん…」
ひくつく穴に舌先を捩込む。
「…あっ…、はっ……」
hydeが浅く息をつく。
白い背中が上下し、翼が揺れるのを視角で楽しみながら、舌を這わせる。
わざと音を立てて吸い付いていたら、hydeが赤い顔をして振り返った。
ずん…、とした熱が更に下半身に渦巻く。

「…hyde…」
「やっちゃん……」
再び向き合うように、オレの膝上に乗り上げた。
hydeの尻の狭間に、布一枚隔てたオレの分身が触れる。

「…やっちゃん…、もう、入れたい…?」
「あぁ…。…入れたいよ」

答えるオレの声は僅かにかすれている。
「…じゃあ……」
薄く微笑を浮かべたhydeは、目を細めて続けた。
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